WheeLog!教育プログラム in 仙台レポート

WheeLog!ユーザーのirubiさんより、仙台で行われた教育プログラムのレポートをいただきました。ぜひご覧ください。

ご報告が遅くなりましたが、9月5日に宮城の仙台医健・スポーツ&こども専門学校にて、WheeLog!の教育プログラムを開催させていただきました。

三代達也さんの講演会(午前)

午前中は車椅子トラベラーの三代達也さんによる講演会を行いました。

三代さんには自分がどうして怪我をしたのか、世界一周に至るまで、また世界一周をしたお話をしてもらいました。

今回は2年生の授業の一環でしたが、講演会には3年生も参加。ただ話を聞くだけではなく、最後には質疑応答の時間もあり、三代さんは子ども達の質問にも真剣に答えていました。

講演の様子

街歩き体験(午後)

午後からは学生達が車いすに乗って街歩き体験をしました。

前日に先生が貴重なホームルームの時間を割き、アプリのダウンロードや使い方をしてくださいました。

そのおかげで、午後からの街歩き体験の時間を充分にとれ、円滑に授業を進めることができました。

今回の街歩き体験では、

①一人一回は必ず車椅子に乗る

②アプリを使ってつぶやく

という2つをミッションに、班ごとに分かれて目的地まで行くことを目標としました。

普段のWheeLog!街歩きでは、お店に入ったりお土産を購入したりするミッションをしていますが、今回は学生達なので、お金を使うようなミッションはしませんでした。

各班の目的地とルート

街中で車いすを体験

街歩きでは、ツインバスケに所属している赤間友樹さんも参加していただき一緒に散策。

学生達は町のちょっとした段差や、普段の道が平らにみえていたけど、実はそうではなく…など、様々な発見をしていました。

また、車椅子を押す速さについてや、何かを発見すると「ここはどうでしょう?」と積極的に質問もしてくれました。

さらに、どうしたら段差を回避できるのか…などメモを取ってみたり、ここは危険!と呟いてみたりと、街歩きの間、会話が途切れる事がありませんでした。

街歩きの前と後

街歩き前と後の引いたラインの違い。

スクリーンに映し出された画面にみんな拍手と歓声。

街歩き終了後はどの班も団結力あふれるチームとなっていました。

ふりかえり

街歩き後のふりかえりは、班ごとに気付きやまとめを書いて発表するための時間です。

学生達は自分のメモを読み返したり、車椅子に乗ってどんな感じだったのか、みんな真剣に取り組んでいました。

街歩きの気付きのまとめを終え、これから発表する前の話し合いです。

まとめが終わった後の子供たちの笑顔がとても輝いて見えました。

先生方によると、最初は乗り気ではなかった子供たちのようですが、最後にはみんな素晴らしい気付きや感想をたくさん書いてくれました。

みんなの前で発表を終え、WheeLogポーズ!

おわりに

このプログラムが終わった後も、車椅子について話を聞いてくれる子供たちがいました。

本当に開催させてもらえる場を作ってもらえ、先生を始め、関係者の方々に感謝の気持ちでいっぱいでした。

今回は手動車椅子を経験してもらい、車椅子ユーザーの目線から日常生活を送る中でどんな場所や事柄が危険かを考えるきっかけを与えることができたと思います。

また、手動車椅子だけではなく、他の障害も取り入れた教育を提供できればより良いプログラムになるのではないかと感じました。

教育プログラを開催終了後、先生方からも継続ができればと、お話をいただいております。しかし残念ながら今現在も新型コロナの感染懸念もあり次回開催は決定しておりませんが、実施に向け引き続き連携を取って行きたいと考えております。

街歩き体験の感想

今回は子ども達や先生方からたくさんの感想をいただきました。

最後に先生方からの感想を掲載させていただきます。

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