本日(5月12日)の国土交通委員会で、宮崎勝議員が観光地のバリアフリー情報について質問をされ、田端観光庁長官が回答されました。
お2人ともWheeLog!について言及いただき、また4月14日に放送されたNHK Eテレ ハートネットTVもご覧いただけたようでした。
「先日NHKのEテレの番組で、車椅子生活者の織田友理子さんという方が、東京のオリパラ大会に向けまして、車椅子で利用できる飲食店やトイレなどのバリアフリー情報をスマホから簡単に取り出せる地図アプリの開発に奮闘するという姿を追ったドキュメンタリーを放送していました。私もそれを拝見しまして、バリアフリー情報を地図化して簡単に入手できるようにするという取り組みは大変に素晴らしいと思いましたし、大変重要なことだとも感じました。今回の法改正におきましては、障害者等へのサービスの提供として、観光施設のバリアフリー情報の提供促進する仕組みというものが作られるということです。この国が情報提供する観光施設の認定の仕組みと認定の基準、またどのような情報を提供するのか、またどのように提供するのか、について説明をお願いします。」
「近年、我が国において、高齢者・障害者等である旅行者の数が増加しておりますが、旅行者は旅行先での土地勘もなく、現地の施設でのバリアフリーに関する情報の入手が特に重要です。このため高齢者・障害者の方々が旅行中に利用する宿泊施設や飲食店等でバリアフリー化に取り組み施設を国が認定をし、これらの施設でのバリアフリー対応に関する情報提供を促進する仕組みを創設することとしました。具体的な認定基準につきましては、関係団体等のご意見を丁寧に伺いながら検討を進めてまいりますが、施設側の工夫や取り組みによってハード面でのバリアフリー機能が補われ、利用者が施設を気持ちよく利用できるような仕組みにしたいと考えています。また、認定した観光施設が自らのWebサイトでバリアフリー情報を提供するということだけでなく、バリアフリー情報を必要としている利用者に必要な情報を効果的に伝えるためには、情報の紹介にたけた民間事業者の協力を得ることが必要です。具体的には、多くの旅行者が宿泊施設や飲食施設を探すために普段から利用している予約サイトや検索サイトにご協力を頂き、旅行者にとってより分かりやすい形でハード・ソフト両面でのバリアフリー情報が提供されるよう工夫してまいります。委員ご指摘の一般社団法人WheeLogの取り組み、また番組も私も見させていただきましたが、バリアフリー情報を当事者の目線からわかりやすく集約をし共有をしていくという、素晴らしい取り組み、事例だと考えております。このような取り組みとも連携して進めていきたいと考えています。」
参議院インターネット審議中継サイトより
このように取り上げていただき、身の引き締まる思いでした。たくさんの旅行者が日本の観光地を楽しめるように、私たちWheeLog!も積極的に取り組んでいきます。まずはコロナ禍が収束するときに向けて粛々と準備を進めます。