新幹線のバリアフリー対策を強化するため、東海道新幹線では車いすで用のバリアフリースペースを増やした車両の運行を今月20日から開始されます。15日に行われた試験運行に、赤羽国土交通大臣や金子JR東海社長やDPI佐藤事務局長らと共にWheeLog代表の織田が参加しました。
目次
現在の車いす対応
現在は1編成につき2席+多目的室の車いす対応があります。
しかし車いす席には着席してしまうと通路を塞いでしまったり、身動きが取れなかったり、ドアが近すぎて開いてしまったり、ワゴン販売のカートにぶつかりそうになったり・・・あまり居心地が良くなかったのです。(居心地の良さを求めてもいけないなと思ってすらいました)
試験運行に参加
ところがこの度、赤羽国土交通大臣と金子JR東海社長とDPIの佐藤事務局長らの頑張りにより、何と車いすスペースが2席から6席に増えるとのこと!何回も何回も協議を重ねられたようです。
体験レポート
とにかく広々としてました。車いすから座席に移ることもできますし、介助者と隣に座れたりします。これなら車いすの友達とも同じ新幹線で移動することができます。今までは同じ目的地でも一緒の新幹線には乗れず、現地集合したこともありました。
そのような理由からある特別支援学校の校長先生からは、生徒さんの修学旅行で新幹線を使えないと聞いたこともありました。これで車いすユーザーの特別支援学校の生徒さんも今より修学旅行に行けるようになりますね!
今後について
段階的に編成車両を増やしていき、予約もオンラインで可能になる見込みとのことです。
まだ運用面では対応が必要のようですが、コロナ禍においてこのような大改革を進めてくださることに心より感謝しております。コロナでバリアフリー対応は進まなくなるのかなと心配していたので、確実に進めていただけていることを知れて嬉しかったです。
試乗メンバー構成(一部)※敬称略
国土交通大臣 赤羽 一嘉
JR東海 代表取締役社長 金子 慎
DPI日本会議 佐藤 聡
DPI日本会議 工藤 登志子
全国自立生活センター協議会 今村 登
全国脊髄損傷者連合会 安藤 信哉
日本身体障害者団体連合会 小西 慶一
WheeLog 織田 友理子
衆議院議員 岡本 三成
参議院議員 石川 博崇
前衆議院議員 上田 勇
メディア
NHK NEWS WEB
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210415/amp/k10012977281000.html
公明新聞 2021年4月16日掲載記事
国内外での新幹線
車椅子ウォーカー 新幹線 2014年4月撮影
https://youtu.be/P7cY6LpRww
車椅子ウォーカー 台湾新幹線 2017年1月撮影
https://www.youtube.com/watch?v=Z_FnZaN5Yag