9月4日(日)に札幌市内で「WheeLog! in 札幌」車いす街歩きイベントを開催しました。
今回のイベントは、札幌市・全日本空輸株式会社・ANAあきんど株式会社の実証実験として実施しました。
目次
ごあいさつ
主催の札幌市・全日本空輸株式会社・ANAあきんど株式会社の代表者の方がそれぞれ挨拶したあと、代表の織田から30分間、WheeLog!の活動についてお話させていただきました。
そして、アプリやイベントの説明を行ったあと、いよいよ街歩きスタート!
札幌市内を街歩き
参加者は札幌市のさまざまな観光地を車いすで回りました。アプリのつぶやきにも、街歩きを楽しんでいる投稿が続々と寄せられました。
街歩きでマップ作り
参加者の皆さんはただ街歩きを楽しむだけではなく、施設などのバリアフリー調査を行い、スポット投稿にも取り組まれました。あまり投稿がなかった札幌市内ですが、街歩き後にはたくさんのスポットができあがりました!
ふりかえり発表
街歩きから戻ってきた参加者は、各班でそれぞれ街歩きの気づきを共有しました。車いすで移動した時に、歩道や段差はどうだった?ソフト面の対応はどう感じた?など、それぞれが気づいたことを書き出していきました。
次に、ふりかえりをシートにまとめて各班ごとに発表しました。ふりかえりの感想を聞きながら、どの班も街歩きを楽しまれた様子が伝わってきて、また、皆さんが札幌の「人の優しさ」を感じた、と話されていたのがとても印象的でした。
各班のふりかえり
参加者の声
ハード面のバリアフリー対応
・札幌は地下歩行空間が充実しており、段差や傾斜、車の往来など気にせず移動出来ることは魅力的だと思いました。
・普段気にならない歩道のわずかな傾斜や交差点部の段差が大きな障壁になると感じました。
・比較的トイレの整備が整っているところが多く感じました。ただ、せっかく広いのにごみ箱が入口近くにあるなど、当事者にならないとわからない部分を発見できたことは大きな収穫でした。
・新しい建築物の、配慮がされていて良かったが、古い建物は設備が追い付いていないと感じた。
心のバリアフリー対応
・ドアを開けてくれる方や、協力姿勢を示してくれる方が多かった。
・歩いている人たちが思っていた以上に車いすを気にかけてくれていること。
・昼食場所のレストランの店員さんが椅子を動かし、快く受け入れてくれた点。
・いつも歩いている道でも、細かい情報を積み上げていくことで誰かのそして自分のためになるんだと常に意識し、周りにも伝染させていけば「みんなで作る自分の住みやすい街」ができるのだと思います!
まとめ
今回のイベントは、WheeLog!としては初の北海道での開催でしたが、たくさんの地元の方々にご参加いただくことができました。また、長崎など遠方からはるばるご参加いただいた方もいらっしゃいました。お越しいただいた皆さま、ご参加いただき本当にありがとうございました。
地元でバリアフリー関連で活動されている方々もたくさんおられ、繋がりができたのはとても嬉しかったです。これからもWheeLog!として、札幌・北海道のバリアフリー化に貢献できればと思います!
WheeLog!街歩きを開催したい方は・・・
WheeLog!では、各企業・団体・自治体様のご要望に沿った「車いす体験」の研修プログラムを提案しております。コロナ禍でも実施できる研修プログラムとして、体験を通してSDGsやダイバーシティを実践的に学ぶ研修としてご活用ください。ご検討中の担当者の方は、事務局までお気軽にお問い合わせください。
メディアでの紹介
メディアの方にもたくさん取材いただきました。映像で紹介いただいていますので、ぜひご覧ください。
NHK
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20220904/7000050299.html