【WheeLog! in 大阪梅田】開催しました!

はじめまして。WheeLog!ユーザーのYuichiです。

4月29日に大阪の梅田で行われた「WheeLog!街歩きイベント in 大阪」に参加してきました。
織田友理子さんからブログ記事を書いてほしいと頼まれたので、イベント全体の報告と個人的な感想を書かせていただきます。

<準備>

今回は大阪での開催ということで、関西出身の私やWantaroyさんなど、土地勘のある地元のメンバーで開催場所を検討しました。
会場は民間の会議スペースなども候補に入れましたが、予算の問題や会場がバリアフリーなのかという問題があったので、バリアフリー設備が整っている公共施設に絞りました。
そして、梅田、難波、阿倍野の生涯学習センターの中から、駅からのアクセスがいい梅田の会場を選びました。

今回はダスキンさんから車椅子をお借りしたので搬入・搬出が平日になりましたが、梅田の生涯学習センターさんで対応していただきました。ご対応いただいたセンターの職員の方々、また車椅子をご提供くださったダスキンさん、ご協力ありがとうございました。

車いす提供 車いす提供 株式会社ダスキン レントオール事業部

<当日>
4月29日、快晴のお天気の中、街歩きイベントが行われました。今回は25名の方が参加されました。

まず、事務局の織田洋一さんからスライドを使ってアプリの概要が説明されました。

そのあと友理子さんからあいさつがありました。


「日本の車椅子ユーザーは60人に1人と言われているけれど、日常でそこまで多くのユーザーさんを見かけません。きっと外に出たくても出られない方がたくさんいるはずです。一人でも多くの車椅子ユーザーが外に出られるようにしたい。そのためには情報が必要です。だから、このWheeLog!アプリを使って、その地域をよく知る地元ユーザーさんにバリアフリー情報を投稿していただいて、ひとりでも多くの方に外に出られるようになってほしい!」
と、熱い想いを語られていました。
みなさんそうかもしれませんが、友理子さんのこの純粋な熱い想いは、いつ聞いても胸が熱くなります。

続きまして、ヘビーユーザーのkumachanさんからアプリの操作説明がありました。
kumachanさんは今回東京から日帰りで参加です!

みなさん真剣に説明を聞きながらスマホとにらめっこ。

 

それから、班ごとに分かれて自己紹介とこれから周るルートの相談をした後、記念撮影をして、それぞれの班に分かれて外へ出かけました。

 

<報告会>
それぞれの班で街歩きした後、会場に戻って来てから班ごとに報告しました。
大阪らしい笑いの絶えない楽しい報告会となりました。

A班「行き当たりばったり…反省してます!」

 

B班「バリアフルな飲屋街、京橋」

 

C班「串カツ求めて梅田ラビリンス」

 

D班「早めのランチ〜中之島で乾杯」

 

E班「優雅なランチで大遅刻」

正直、参加する前は報告会って必要なのかな、自分自身が体験すれば十分じゃないかなと思っていました。
でも、自分が体験した上で他の方の体験を聞くと、共感する部分があったり新しい発見があったりと、とても勉強になることがわかりました。

<参加者の街歩き体験>

折角なのでここで、今回の報告会で出たみなさんの体験を共有したいと思います。

今回一番多かった意見が「人混み」の大変さです。
GWの大阪だったので仕方ない部分もありますが、人にぶつかってしまう、人の手が顔の横にあってすれ違う時に怖い、人が多くてお店に入れてもらえない、エレベーターに行列ができているなど、みなさん「人」というバリアを感じていました。

初めて車椅子に乗った方からは、車椅子に乗ると「目線が低くなる」という意見も多く出ました。
標識が上にあって首が疲れる、支払いカウンターが高くて払いづらいなど、社会全体が立っている人を基準に作られていることを車椅子に乗って初めて体験されていました。

 

今回は東京をよく知るメンバーも参加しており、大阪の駅は改札の近くにエレベーターがあって東京より利用しやすい、東京では一駅なら乗車駅の駅員さんがそのままついてきてくれるけど、大阪では通常通り駅間で連絡をしていて、それで一本乗り過ごしたなど、東西を比較する感想も出てきました。

また、手動車椅子と電動車椅子の混合チームも多く、電動はラクかなと思ったけど行きにくいところが多いし持ち上げるのも大変。その点、手動は軽くて持ち上げられる。と、手動と電動のメリット・デメリットを挙げられる方もいました。

 

その他、エレベーターがなくて引き返したり、なかなかトイレが見つからなかったり、入口のポールが邪魔で通れなかったり、階段に阻まれて長いスロープを使ったりと、みなさん初めての場所でいろいろ苦労されたようです。

報告会ではみなさん色々な苦労を話されていましたが、どの班も終始楽しそうでした。

やはり、みんなで一緒にお出かけすること自体が楽しいのだと思います。
一人だったらなかなか行こうと思えない場所も、みんながいるから一緒に行ける。
実際、行ってみたかったドリカムプロデュースのお店に行けた!串カツ食べたことなかったけど今回食べれた!という方もいらっしゃいました。
それに、大阪はバリアだけでなく、バリアフリーが充実した部分もたくさんあることが報告会を通してわかりました。

みんなで便利・不便を楽しく共有できる。
これがこの街歩きイベントの一番の醍醐味ではないでしょうか。
そして、この街歩きイベントの「みんなの体験を共有する」をアプリで実現したのがWheeLog!なのかなとも思いました。

 

これからも色々な地方でイベント開催していただき、たくさんの方に街歩きを楽しんでもらいたいなと思いました。


<車椅子初体験の感想>

最後に、車椅子初体験の個人的な感想を書かせていただきます。

 

今回、初めて手動の車椅子に乗りました。
アプリがリリースされてから約一年、自分なりに車椅子目線を考えてスポット投稿をしてきました。
でも、乗ってみた風景は、自分が想像していたものとはまるで違う世界でした。

まず初めに電車に乗って京橋に移動しました。
同じ班の方がすぐに駅員さんを呼んでくれたのですが、そもそも電車に乗るために駅員さんを呼ぶという概念がありませんでした。
降車駅を先に伝えて、駅員さんがそこに連絡して、と、普段と全く違う電車の乗り方に驚きました。

また、最初に車椅子に乗った瞬間は、結構うまく操れてクルクル回ったりするのが楽しく、面白い!とハシャいでいましたが、それは屋内の駅やモールなどの舗装された平らな道だけでした。
外に出た瞬間、ヒヤリとする場面に遭遇しました。
車の出入りする歩道の部分で坂道に車輪を取られ、危うく車道に出てしまいそうになったのです。
介助の方がいたので止めてもらい大事に至りませんでしたが、あれがもし一人だったら冗談抜きで車に轢かれていたかもしれません。
車椅子は決して遊び半分で乗ってはいけない乗り物だと痛感した瞬間でした。

それからも、外の道には苦労しました。
説明会の時にkumachanさんが「歩道は車道側に傾いている」と言っていて、ホンマかいなと半信半疑でしたが、本当に傾いていて驚きました。
そして、傾いている時は車輪の片側を漕ぐと教わりましたが、片手でずっと車椅子を漕ぎ続けるのは苦行以外の何者でもありませんでした。
また、坂道が危ないということが全く分かっておらず、無謀にも一人で急な下り坂に入ってしまい、慌ててブレーキをかけて手を軽く火傷するなんてこともありました。
この時も介助の方に助けてもらいましたが、介助の方がいなければ、普段何気なく歩いている道すら危険なんだと、ここでやっと理解することができました。

今回は車椅子3台で京橋エリアを訪れたのですが、このエリアは小さな立ち飲み屋が多く、車椅子3台で入れるお店を見つけるのに苦労しました。
本来であれば食べたいもののお店を探しますが、移動に疲れてしまい、最後は食べれるなら何でもいいと妥協してしまいました。
自称「少食の食いしん坊」の友理子さんが「美味しいレストランの情報が欲しい!」とよく言っていますが、その意味もよくわかりました。

今回、街を車椅子で動いてみて、バリア・バリアフリーの情報は本当に大切だなと思いました。
そして、街中で困った時、その場で調べられるWheeLog!は車椅子ユーザーの心強い味方になるとも思いました。
これからも、もっともっとスポット投稿して、いつでもどこでもバリアフリー情報が得られるWheeLog!マップを作っていこうと思います!


<車椅子に乗ったことのない方へ>

車椅子を体験してみて感じたことは「百見不如一乘(百見は一乗に如かず)」ということです。
一年間車椅子を見ながら想像して考えていたけれど、一時間乗っただけでその何倍、何十倍ものことがわかりました。
車椅子ユーザーの方と一緒に行動して、なんとなくわかっていたつもりでしたが、本当に「つもり」だけでした。
まさかこんな世界だとは想像もできませんでした。

何事も経験することが一番です。
長々と乗車体験を書きましたが、百聞は一見に如かず、百見は一乗に如かずです。
まだ車椅子に乗ったことのない方は、ぜひ街歩きイベントに参加していただいて、この危険で楽しい移動ツールを体験してほしいなと思います。

どのみち年老いたら誰でも乗る可能性のある乗り物です。
先に練習しておくのも良いと思いますよ♪

以上、WheeLog!歴1年、車椅子初心者のイベント参加報告でした。

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