【イベントレポ】WheeLog! in 町田 2023夏 車いす街歩きイベント

2023年7月30日(日)に東京都町田市で「WheeLog! in 町田2023夏」イベントが実施されました。WheeLog!町田のメンバーからレポートをいただきましたので、ご紹介します。

背景

医療介護関係者、自治体関係者、企業、車いすユーザー、学生など、総勢40名の参加。うち街歩き33名を5つの班(各班1人は車いすユーザー参加)に分け、車いすの乗車体験をしながら原町田七福神巡りを中心とした9つのミッション完成をめざして街歩きを行いました。

各班の街歩きの様子

同じスポットでみんなバッタリあったので集合写真

・A班

入口や席が広くて入りやすい小田急百貨店のステーキ屋さんでランチ

・B班

真夏の暑さの中風鈴の音が涼しさを運んでくれるお寺

・C班

・D班

・E班

神社でも入口や中がバリアフリーな場所もありました

アプリにバリアフリー情報を投稿

今回で増えたバリアフリー情報の数 37個

気づきの共有時の様子

車いすから見る街がいつもと違う、車道はかまぼこ型ということに気づいた、構造上スロープを取り付けることができないような店舗が多いことが分かった等、意見を集約すると「車いすに乗車して初めて気づく様々なバリアが街には沢山ある」となり、参加者の皆さんも様々な気付きが得られたようでした。

まとめの発表時の様子

各チーム積極的にまとめの発表を行って下さり、今回は共通のミッションだったにも関わらず、メンバーが違うだけでこんなに視点が変わるのだと、皆さん真剣に発表に耳を傾けていました。

振り返りシートのまとめの一言

A班:町田の運転車は優しい
B班:誰でも気軽に入れる飲食店をたくさん見つけたい!!
C班:バリアは突破できる!!
D班:車いす利用者がもっと外に出られるような街に
E班:発信しよう!共に歩くと分かること

振り返り時の参加者のコメント

 「ハードに完璧はない」というコメント。
段差があり入れないかもというお店に、みんなで車いすを持って入ることが出来た。
「人の力があれば普段行けないところも行ける」というまさに心のバリアフリーを感じる言葉でした。

インタビュー

T.Mさん、学生(車いすユーザー)
WheeLog!街歩きに参加するのは初めてで、どういう感じになるのかと思ってたけど、普段住み慣れてない街を街歩きすることで、普段感じないような車いすユーザーの気づきだったり、街の人の温かさなどを感じることができて、とてもいい経験になったと思います。

T.Hさん、介護職
街の中で車いすを押したり、自分が乗るという体験が初めてで、全然施設内で押すのとは別物なんだということを、知識だけではなく身体で感じることが出来たということは、本当にいい経験になったと思う。このイベントを自分の法人のスタッフにも広めて、参加を促していきたい。

T.Yさん、会社員(車いすユーザー)
今まで外に出るのが億劫な人でもなんとなくいつでも参加できるし、もし機会があるなら参加してみて嫌だったら次来なければいいだろうし、外に出てしまえば意外と人が助けてくれるので、みんなもっと参加した方がいい。

R.Oさん、学生
友人に車いすユーザーの方がいたり、一緒に街歩きの経験はあったけど、自分自身が車椅子に乗って街を歩くのは初めてだった。色んな道を知っているつもりだったけど、それは自分視点での理解というか、車いすだったらどういう風に通れるのかをあまり気にしてないなという所を気づくきっかけになりました。

今回の感想と今後の展望

感想

参加者のほとんどがWheeLog!アプリに触れたことが無かったり、車いす街歩きを経験したことが無かったにも関わらず、感想を聞くと比較的満足度が高い会となったのではないかと考える。
街歩きプログラムのマニュアル冊子も希望者20名ほどに配布することが出来、本取り組みへの関心度が高まった指標の一つにもなるのではないか。

展望

今回のプログラムは、町田市で車いす街歩きを広めてくれるハブとなるような人材を中心に参加して頂いた。次回9/30のさらに規模を拡大した街歩きに向けて、町田市でのWheeLog!や取り組みの周知を進めていきたい。

イベント概要

イベント名:WheeLog! in 町田 2023夏
開催日時:2023年7月30日 (日) 10:30 – 17:00
開催場所:町田市 まちだ中央公民館 町田市原町田6丁目8−1
参加費用:無料
参加人数:40名
内訳 歩ける人:33名、車いすユーザー:7名

▼開催団体
主催:一般社団法人WheeLog(公式サイト)
後援:町田市、町田市社会福祉協議会、東京都作業療法士会
運営協力:非営利活動法人 ハンディキャブ友の会
会場提供:町田市生涯学習センター

本イベントは令和5年度独立行政法人福祉医療機構社会福祉振興助成事業の一環として実施しました。

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