この度、一般財団法人トヨタ・モビリティ基金様のアイデアコンテスト「Make a Move PROJECT」の「Mobility for ALL」部門において、2024採択チームに選出され、助成金をいただくこととなりました。
https://wheelog.com/hp/archives/29622
5月には静岡で助成プロジェクトに選出されたで集まり交流しました。また、研修として、西宮市社会福祉協議会で、Eテレのバリバラのコメンテーターでお馴染みの玉木幸則さんの講演を聞き、「障害がある人のためのソリューション開発にあたって大切な目線や考え方」を学びました。
▼2024採択チーム
Eyesynth, S.L.、veernca合同会社、特定非営利活動法人ウィーログ、WeWalk Limited、株式会社コボリン、株式会社toraru、Dotlumen SRL、Hable One BV、PLAYWORKS株式会社、合同会社道設計
目次
アイデアの社会実装プロジェクト
Mobility for ALL ~移動の可能性を、すべての人に。
誰もが自由に移動し、自分らしく生きられる世界を創る。
誰もが自由に行きたいところに行き、
自分らしく人生を楽しむことができるように。
トヨタは移動の可能性を広げる新たな取り組みを応援します。
車いす向け施設バリアフリーマッププロジェクト
今回、ウィーログは「車いす向け施設バリアフリーマッププロジェクト」として採択されました。このプロジェクトでは、車いす利用者向けの「施設バリアフリーマップ」と、車いすを「3Dスキャン」して事前シミュレーションできるアプリを開発する予定です。
開発したアプリは、11月16日〜17日に富士スピードウェイにて開催される「スーパー耐久シリーズ 2024 第7戦」で実証実験を行う予定です。
この実証実験に間に合わせるために、現在アプリの開発業者さんと打ち合わせをしながら、開発を進めています。
富士スピードウェイの視察
開発を進めるにあたって、先日、技術責任者の伊藤先生や事務局のメンバー等で、富士スピードウェイの視察をしてきました。
施設バリアフリーマップについては、サーキットの観客席やトイレ、駐車場など、車いすユーザーが利用する施設の情報をマップに入れる予定なので、広大な施設を車で回って(トイレだけで20ヶ所以上)、写真を撮影してきました。
3Dスキャンについては、サーキットの観客席やトイレをスキャンしたり、車いすをスキャンして、データを取得してきました。今回スキャンしたデータを使って、これからアプリを開発していく予定です。
最寄駅の御殿場駅も調査
サーキット以外にも、最寄駅の御殿場駅もバリアフリー調査してきました。御殿場駅から富士スピードウェイまでは、平日にバスはなく、休日もバスが数便しかない状況でした。ただ、イベント時は臨時バスも出るようなので、公共交通機関を使ってサーキットにレースを見に行きたいと思っていらっしゃる車いすユーザーの方に、十分なバリアフリー情報を届けられる取り組みにしていきたいと思います。
今後もトヨタ・モビリティ基金様と連携しながら、実証実験に向けて、粛々と取り組んでいきたいと思います。今までのアプリとはまた違った機能を実装できる取り組みとなりますので、ぜひ楽しみにしておいてください。