6月21日に、シルバースポンサーの西武信用金庫さまで、車いす体験の職員研修を実施しました。
この研修は、今年4月から施行されている合理的配慮の提供義務の理解を一層深めるために、本部各部・営業店各店から1名ずつ参加しました。
今回の研修は梅雨の時期ということもあり、1週間前に大雨の予報もあったため、屋外で車いす体験する街歩きプログラム「晴れの日」バージョンと、屋内で車いす体験する「雨の日」バージョンを準備し、どちらにも対応できるように計画を進めました。
結果的に当日は雨だったため、今回は「雨の日バージョン」のプログラムを実施しました。午前午後の2回開催し、総勢86名の職員さんに研修を受けていただくことができました。
目次
車いす体験研修
研修を実施した西武信用金庫さまの本店は、地下1階に駐車場、1階に窓口とATM、上の階に職員食堂があり、それらの場所を活用しながら車いす体験を実施しました。晴れの日の車いす体験と同様、ミッションをいくつも設定し、それらをクリアしながら車いす体験を進めました。また、ウィーログの理学療法士のメンバーが体験を企画し、車いすの自走や介助の方法を学ぶミッションも設定しました。
研修では実際の車いすユーザーさんにもご協力いただき、車いすユーザーのお困りごとの説明や、振り返りの中での質疑応答など、職員の方々と実際に接しながら学びを深めてもらいました。
研修から次のアクションに
実際に車いすユーザーさんと接したことで、研修を受けられた職員さんも学びが多かったようで、普段疑問に思っているけれど、なかなか質問できないことを聞ける良い機会となりました。
参加された職員さんからは、
・支店に帰ったら、同僚にも伝えたい。
・改善点が見つかったので、支店に戻って取り組みたい。
との声が多く、次のアクションにつながる研修となりました。
今回の車いす体験では、あるグループは車いすの体験をしただけではなく『これから私達は何ができるか』までたどり着いたことが印象に残りました。またあるグループは体験を通して、『障害は外にある』(社会にある)と発表していました。車いす体験だけに留まらず、障害の本質に気がついたことに感動しました。
継続して研修を実施
今回の研修はとてもご好評をいただいたので、今後も継続して実施していく形で、次の企画を進めています。
西武信用金庫さまは、中期経営ビジョンの中で「人に地域に未来に“やさしい”」を目指し貢献されています。https://www.shinkin.co.jp/seibu/about/outline/vision/
私たちの団体としても、車いす体験研修を通して、西武信用金庫さまが地域のあらゆる方々にとって「やさしい」店舗となり、暮らしやすい地域社会になるお手伝いができればと思っております。
車いす体験を研修でやってみませんか?
ウィーログではこれまで様々な企業様と一緒に、車いす体験を実施してきました。もし他社様で企業研修にご興味がございましたら、お気軽にお問い合わせください。