NPO法人ウィーログは、トヨタ・モビリティ基金のアイデアやソリューションの社会実装を目指すコンテスト「Make a Move PROJECT」の「Mobility for ALL ~ 移動の可能性を、すべての人に。」部門に採択され、11月16日~17日に行われた「ENEOS スーパー耐久シリーズ2024 Empowered by BRIDGESTONE 第7戦 S耐ファイナル富士」の会場で実証実験を行いました。
目次
新機能を搭載したデモアプリを開発
今回、実証実験にあたり、新しい機能を搭載した2つのデモアプリを開発しました。これらのデモアプリはまだテスト段階ではありますが、今後WheeLog!アプリに機能を統合していく予定です。
①施設の情報がまとまっている!施設エリアマップ
1つ目は、サーキットのバリアフリー情報がまとまった「施設エリアマップ」です。これまでユーザーの方からWheeLog!にたくさんの情報を投稿していただき、現在アプリには約6万件のバリアフリー情報がWheeLog!に集まっています。この情報を更に見やすくユーザーの方に提供するために、施設の情報をまとめて見られる機能を開発しました。
②車いすで試せる!3Dシミュレーション
車いすユーザーへの情報提供の可能性を探るために、「3Dデータ」を活用したシミュレーション機能を開発をしました。この機能は車いすと施設の3Dデータを合わせることで、「車いすで利用できるか?」を事前に確認することができる機能です。
車いすの3Dシミュレーションは、世界でもまだ見たことのない新しい機能で、トヨタモビリティ基金の助成プロジェクトだからこそ、チャレンジできたものです。
ボランティア協力メンバーと一緒に実証実験
実際に、ボランティア協力のメンバーと共に、現地の場所と3Dのアプリを見比べながら、シミュレーションの精度や有用性について検証を行いました。現地で検証するからこそわかることもたくさんあり、大変有意義な実験をすることができました。
来場者にアプリの紹介
会場ではブースも用意していただき、2日間にわたって来場者に、今回開発したアプリについて説明する機会をいただきました。車いすユーザーの方なども来られ、たくさんの期待の声やフィードバックをいただくことができました。
メディアへの紹介
他にも、メディアにも取材していただきました。トヨタ公式のYouTube「トヨタイムズ」では、インタビューや説明の様子を撮影いただきました。動画が公開されたらまたご紹介します。他にもたくさんのメディアの方に取材いただき、記事の中でWheeLog!を紹介していただきました。
今後、WheeLog!アプリに機能を統合
今回開発したデモアプリは、今後みんなでつくるバリアフリーマップ「WheeLog!」アプリに組み込んで、機能を統合していく予定です。来春にはユーザーの皆様にお届けできるように、開発を進めているので、お楽しみに!