
2025年3月8日、福岡で「九都連 車いす街歩き バリアフリーデー」が開催されました。本イベントは、障害者と地域住民が共に「心のバリアフリー」について学び、体験する場として企画され、70名以上の方々にご参加いただきました。
目次
あいさつ
イベントの冒頭では、九大学研都市商業連盟の横尾英聡会長、公益財団法人 ダスキン愛の輪基金の大久保裕行理事長からご挨拶をいただきました。地域社会におけるバリアフリーの重要性について言及され、今回のイベントへの期待が語られました。


第1部:障害者リーダー講演会

第一部では、ダスキン愛の輪基金の障害者リーダーの卒業生でもある、ウィーログ代表・織田友理子が講演しました。「難病・障害の社会課題に取り組んできた15年のあゆみ」をテーマに、ダスキン愛の輪基金での留学経験や、患者会での新薬開発の活動、バリアフリー社会の実現に向けたウィーログでの取り組みを語りました。
第2部:車いす街歩き


JR九大学研都市駅周辺で、参加者は5名程度のグループに分かれ、実際に車いすを使用しながら街歩きを行いました。会場近くの公園や商業施設に行ったり、電車に乗って近隣の駅にいく班もありました。
普段と違う車いすの目線で、歩道の段差やスロープの有無、駅構内のバリアフリー設備などを確認しました。
振り返りと今後に向けて


街歩き後は、WheeLog!アプリにバリアフリー情報を投稿。訪れた飲食店や街中のトイレなど、約50件のスポットをみんなで共有しました。


また、気づきの振り返りでは、入口のドアや歩道の段差、線路の溝といったハード面の課題に加え、店員や周囲の人の声がけの温かさにも触れる場面がありました。バリアフリーは設備だけでなく、人の心のあり方も大切だと再認識する機会となりました。
本イベントは、福岡市商店街社会課題解決型補助金の支援を受け、九大学研都市商業連盟、ダスキン愛の輪基金をはじめとする多くの団体の協力のもと実施されました。特に公益財団法人 ダスキン愛の輪基金の大久保裕行理事長に丸一日、イベントにご参加いただき、取り組みについて深く体験いただけたのが印象的でした。
(株)ダスキン レントオール事業部様より、今回の街歩きイベントのために車いすを無償でご提供いただきました。ダスキン様には、WheeLog!の街歩きイベントで毎回ご支援いただいており、全国各地での開催を支えていただいています。心より感謝申し上げます。
今後も、誰もが安心して暮らせる街づくりを目指し、さまざまな活動を続けていきます。
最後に、ご参加いただいた皆さま、関係者の皆さま、誠にありがとうございました!

