「WheeLog!調査会 in 秋葉原」が開催されました!

1月26日(土)に「WheeLog!調査会 in 秋葉原」が開催されました!

秋葉原といえば、国内外問わず多くの観光客が訪れる街で、電気街、メイドカフェ、AKB48、アニメ、コミック、フィギュアと、オタク文化の聖地のイメージが浮かび上がりますが、車いすユーザーにとってはどんな聖地でしょうか?

今回はアプリのヘビーユーザーによる短時間の、調査対象候補がある調査会でした。いつもの5名~6名で自由に散策する街歩きイベントとは違い、2人1組(車いすユーザー/歩行者)で7班に分かれて調査を行いました。

私は女子2人ペアでしたが、まるでデートのようでワクワクしました。調査に対する使命感も大勢でやるより大きく感じました。

電気街のイメージが強い秋葉原ですが、近年は特種な電気専門店というより大型家電量販店が中心部にあり、最新電化製品が手に入る街となりました。そんな大型家電量販店の一つであるヨドバシカメラを中心にイベントがスタートしました。

Skypeでつながっている織田代表に励まされながら秋葉原の街実態調査のはじまりはじまり〜

NTTさんからもご挨拶いただきました。

ここからは他班の調査も含めた報告です。

まずは一番大切な多目的トイレですが、結構な数がありました。広くて綺麗な多目的トイレが多く、店内にはなくても、駅中、ショッピングビルの中にあったりしました。有料だったり、インターホン付きだったりと、不要な使用を避けられる工夫も見られました。残念なのはオストメイト(内部障がい者向け)が少ないところ。車いすだけが使えるのではなく、誰もが困らない環境になるといいですね。

次に、秋葉原おすすめスポットとして有名な5選

  1. ドン・キホーテ 秋葉原店
  2. ガンダムカフェ
  3. 秋葉原UDX
  4. 秋葉原ラジオ会館
  5. AKIHABARAゲーマーズ本店

1. ドン・キホーテ 秋葉原店

こちらは、5階にメイドカフェがあり、8階にはAKBシアターがあります。各階に行くためには電話連絡が必要だそうで、業務用エレベーターを使用するのだとか。ちょっと不便ですが、一般用者向けの大きなエレベーターを設置できないので、このように対応されているようです。別班の方がメイドカフェに行かれていました。

2. ガンダムカフェ

残念な事に入口が2段の階段です。介助があれば入れなくもないかもしれませんが、ここスロープにしてほしい!ガンダムかっこイイですものね。

他3つの店舗は車いすで入店可能で嬉しかったです。どこでもそうなのですが、施設の環境というより人混みで車いすの通路が塞がってしまうのが一番の苦難でした。人混み目安の情報も秋葉原に限ぎらずあると便利ですね。
その他、ビルで階段や段差で入れなくても、反対側の入口なら入れたりするところもありました。あきらめずにビルを一周してみるのも良いですね。

調査中の別班報告ではゲームで楽しまれている様子もリアルに拝見でき微笑ましかったです。
また、別班では、秋葉原から少し離れた神田界隈を大人な優しい街として堪能しておられ、違った雰囲気も楽しめる街なんだと発見できました。他にも、みなさんそれぞれの班で秋葉原の街を楽しまれていました。

私たちの班は、相棒が「秋葉原ならメイドカフェでしょ!」ということで巡ってみました。が…駅から離れた地域が担当だったせいもあるのか、秋葉原には100店舗以上あるというメイドカフェが2店舗しか見つかりませんでした。1店舗は営業しておらず、もう1店舗は入口が急なスロープに、さらに立て看板で狭くなっており断念…残念。
小さな店舗はまだまだバリアフリー対応には追い付いていないところもありますね。

一人では行こうと思わないメイドカフェですが、入れなかったのは非常に残念で、後日だれか引っ張って訪れてみたいと思います。行きたい人募集中。WheeLog!のつぶやき機能で連絡をお待ちしております!

メイドカフェが駄目ならと、相棒がAKBカフェを提案してくれました!
店舗車いす入店可能でした。店内も広く、綺麗な多目的トイレが完備されています。カフェスペースとシアタースペースが選べますが、シアタースペースで、1曲PVリクエスト付きオムレツをいただきました。
個人的にMISIAが大好きな私にとって、AKBの歌?と軽く思っていたのですが(ごめんなさい)、難病で身体が動かない友達が好きだと言っていた『365日の紙飛行機』をリクエストしたら、自分や友達と重なり感慨に浸ってしまいました。

ずっと見てる夢は 私がもう一人いて

やりたいこと 好きなように 自由にできる夢

人生は紙飛行機 〜 その距離を競うより

どう飛んだかどこを飛んだのか それが一番大切なんだ

今までの人生であきらめを強いられることが多すぎた私の心に響いた歌詞でした。秋元康さん、さすがですね。
そう、あきめなければ進めるはず。世の中のテクノロジーも、そしてWheeLog!も応援してくれています。そんな、気持ちに浸りながらヘビーローテーションで元気を取り戻してAKBカフェを後に…

調査会の後の懇親会は、スタート地点のヨドバシカメラの8階にある韓国料理店『ぽちゃ』で行ないました。こちらもバリアフリーで車いす入店可能。飲み放題・食べ放題にて秋葉原調査会の振り返りをしました。

さて、秋葉原は車いすにとってどんな聖地だったのか?

このようなイベントがなければ訪れようと思わない秋葉原でしたが、行ってみたら…おもしろいではないですか!ハマるまではいかないまでも、また来てみたらおもしろいことが発見できるかも⁈みたいな感覚です。秋葉原は車いすにとってもおもしろい発見ができる聖地だと感じました。

そして、オタク族に障がいを理解していただいたら、すごい文化になる!と思いました。そのヒントはAKBカフェでお声かけさせていただたお二人組さんがくださいました。彼らは「メカが好きな俺らは、車いすに興味ある。特に電動萌える!」だとか「ゲーム機のようなハンドルが気になる!」だとか、嬉しそうに話してくださいました。こだわりにこだわり、とことん熱心になれる人々を引き付けたら大きな力になりそうですね。秋葉原はそんな可能性を秘めた場所にも思いました。

WheeLog!の調査やイベントは各地でまだまだ続く予定です。皆様の参加をお待ちしております!今後ともWheeLog!をよろしくお願いします。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

(Hiromi)

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