赤羽一嘉国土交通大臣に陳情書を提出しました

先日、赤羽一嘉国土交通大臣に陳情を提出させていただきました。

①現在車椅子利用者は、電車乗降時基本的に駅員さんのサポートが必要となっていますが、単独乗降可能なように対策していただくこと。

②ICカードは障害者手帳さらに介助者の割引を反映したシステムを適用すること。

この2点を重点的にお願いしました。

岡本三成衆議院議員、竹谷とし子参議院議員、山本ひろし参議院議員、石川ひろたか参議院議員にご尽力いただき実現しました。

DPIの佐藤事務局長さんや町田市、秩父市の障害者団体さんと同行させていただきました。どの団体の想いも赤羽大臣はしっかり受け止めてくださったようです。特に、DPIの佐藤事務局さんのお話は素晴らしいものでした。レストランや学校のバリアフリー化などにも話が及びました。

今回の陳情についてまた続報がありましたらお知らせさせていただきます。


今回提出した陳情書の内容は以下の通りです。

国土交通大臣
赤羽一嘉 殿

一般社団法人WheeLog 代表
織田友理子

陳情書

 私たち一般社団法人WheeLogは、難病や事故など様々な理由で車いす生活になったとき、思うように動けず、消極的になってしまうなどの状況を少しでも変えたいとの思いで「車いすでもあきらめない世界」をみんなでつくりたいと活動を行っています。「何が起こったとしても自分の持っている力を発揮し生き抜ける社会に!」を合言葉にしています。

 明年のオリンピック・パラリンピックの開催を契機に、日本で障害者施策が進められていますが、私たちは「車いす障害者一人でも自由に活動できる社会」を実現するため、以下の二点について早急に実現していただきたく強く要望いたします。

<要望1> 駅舎内のバリアフリー化の一層の推進について

 現在、車いす利用の障害者が交通機関の各駅から乗車する際、駅員のエスコートが前提になっています。車いすに乗る障害者がエスコートなくても自由に交通機関を利用できれば、障害者がもっと自由で活発な生活を送ることができます。また駅員の負担軽減にもつながります。是非、早期に駅内のバリアフリー化を一層促進するため、国庫補助を拡大等、公共交通機関のバリアフリー化を徹底していただき、健常者の思いやりの下で、車いす障害者一人でも自由に活動できる社会を実現してください。

<要望2> 車いす障害者へのIC乗車券の発行について

 現在、車いすの障害者が駅の改札を入る時にはIC乗車券利用で入場できますが、改札を出るときには、有人の改札口を利用して身障者手帳を提示する必要があります。関西地域の鉄道駅ではすでに、身障者用のIC乗車券で改札を出入りできるシステムとなっています。 

 関東をはじめ全国の各駅でもこうしたIC乗車券での改札が利用できるよう、国土交通省として鉄道事業者等に指導していただき、自由で快適な社会の実現をお願いしたいと思います。

令和元年10月31日

以上

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