点字ブロックと車いすに関する意見交換会が国交省で実施されました

4月9日(金)に国土交通省で「肢体不自由及び視覚障害」について、特性に応じたテーマ別意見交換会が実施されました。

この検討会は昨年11月に国土交通委員会での答弁を踏まえて実施されました。

様々な障害者に配慮した誘導ブロック(点字ブロック)のあり方について、肢体不自由や視覚障害の関連団体や、大学/企業の有識者も交え、とても建設的な話し合いを進めることができました。

WheeLog!からも「視覚障害者誘導用ブロック及び縁石の段差の車椅子対応についての提案」として資料を提出いたしました。(概要は文末)

誘導ブロックは視覚障害者の方々にとって命に直結する最大限守っていかなければならない設備です。全国にもっと普及してもいいのに、不思議に感じる配置や途切れてしまっている誘導ブロックを目の当たりにするたび、どうにかならないかとも思ってきました。

この意見交換会は決して車椅子利用者に寄せた話し合いにするべきではなく、この取り組みが今後全ての人にとって暮らしやすい街づくりの実現に直結するはずだと強く感じました。

皆様この課題について前向きに解決していきたいとの思いで熱心に語られており、とても心温まる意見交換会となりました。

今回は単発の会として開催されましたが、今後もこのような議論が進んでいくことを期待します。

最後に、本会の開催に際して様々準備に奔走いただいた、国土交通省総合政策局バリアフリー政策課の真鍋英樹課長をはじめご担当者の皆様、誠にありがとうございました。

車いすと点字ブロック
区画の分離
切り欠き配置
切り欠き配置

視覚障害者誘導用ブロック及び縁石の段差の車椅子対応についての提案(概要)
現在、視覚障害者の安全で円滑な移動のための施策として、視覚障害者誘導用ブロック(以下「点字ブロック」という。)の配置がある。また、横断歩道では視覚障害者の安全を確保するために、点字ブロックに加えて縁石に2cmの高さの段差を設けている。しかし、点字ブロックや縁石の段差は車椅子利用者等にとっては移動の際の障害物となる。この点については長年当事者や専門家等に認識されつつも、現在に至るまで国として具体的な解決案が提示されていない。また、各自治体で独自に対応されている事例もあるが、日本全体への普及には至っていない。そこで、この課題に対し、多様な背景を持つ当事者間で意見交換し、誰もが安全で円滑に移動できる環境を構築するための具体的な解決策を提案する。本提案では、実社会での普及速度を考慮し、現在一般に利用されている点字ブロックの配置など、設計者の知識や工夫で対応できる点について提案する。具体的には、既に自治体で独自に実施されている①切り欠き配置、②区画の分離、③縁石の切り開きの3点について、当事者の意見を交え検討したい。さらに屋内外での実証実験を通して、その有効性を検討したい。

一般社団法人WheeLog 代表 織田友理子

<参加団体一覧
中央大学研究開発機構
一般社団法人WheeLog
特定非営利活動法人 DPI日本会議
社会福祉法人 日本視覚障害者団体連合
東洋大学
社会福祉法人 日本身体障害者団体連合会
公益社団法人 全国脊髄損傷者連合会
全国自立支援センター協議会
日本歩行訓練士会(日本ライトハウス)
武蔵野市視覚障害者福祉協会
鹿島建設株式会社