情報紙「運輸振興」第360号に、観光庁国際観光振興政策企画官の進藤昭洋さまが「観光施設における心のバリアフリー認定制度〜心のバリアフリーってなんだろう〜」と題し寄稿されています。その中で、本年度WheeLogが観光庁から受託して制作した「心のバリアフリー認定制度」の動画について、 詳細に紹介されています。また、心のバリアフリー認定制度について、代表のコメントも掲載されました。
目次
代表コメント
世界における日本の使命
高齢社会で世界一の長寿国である日本は、国としてバリアフリー政策に率先して取り組むことが重要です。心のバリアフリー認定制度ができた時に、取り組みとしてとても期待できるものだと感じました。2020年オリンピック・パラリンピック東京大会はコロナ禍においても無事に大会を終了されましたが、2025年には大阪万博が開催されるなど、世界に向けて日本のバリアフリーを発信できる機会はまだまだあります。「バリアフリートイレ」など、世界的に優れている点もたくさんあります。観光立国を進める日本として、この制度を通じて日本のバリアフリーの取り組みを世界に発信していっていただきたいです。心のバリアフリーの見える化
心のバリアフリーは、2020年オリンピック・パラリンピック東京大会の目指していたレガシーの実現として、一過性の取り組みではなく、根付かせて広げていくことが重要です。心のバリアフリーは数値化することが難しいですが、この認定制度は、認定施設数という数値で「見える化」できます。日本人は控えめで、たとえ頑張っていても、自ら発信していくことは苦手ですが、この制度を活用すれば、事業者がバリアフリーに貢献していることが「見える化」され、発信しやすくなるのではないでしょうか。頑張っている事業者がもっと賞賛され、国全体として心のバリアフリーが広がっていくことを願っています。バリアフリー観光への期待
この制度のマークがあれば障害者も安心して利用できますし、事業者側も迎え入れる心の準備が整います。たとえ物理的なバリアが存在する街であったとしても、このマークが多く見られれば、きっと誰にとっても居心地の良い街になっていくことでしょう。これは当事者にとっても、事業者にとっても、街に暮らす人々にとっても理想の姿ではないでしょうか。そして、地域共生社会という点でも、バリアフリー観光という点でも、目指すべき姿ではないでしょうか。私たちもこの制度の普及促進のお手伝いをしていきたいです。
ぜひ観光に関わる事業者さまにご覧いただき、認定制度にご申請いただきたいです。制度の詳細については観光庁のウェブサイトをご覧ください。
心のバリアフリーについての動画
一般社団法人WheeLogでは本年度、観光庁「観光施設における心のバリアフリー認定制度」の情報発信事業として、合計8本の動画を制作しました。一般の方にもわかりやすい内容になっておりますので、ぜひ、以下の動画をクリックしてご覧ください。