令和4年度地域リハイノベーションフォーラム パネルディスカッションに事務局の杉山葵が登壇しました

https://www.toyotachiiki-mc.or.jp/about/cbr/

豊田地域医療センター様よりご依頼いただき、この度令和4年度第3回地域リハイノベーションフォーラムで、WheeLog事務局の杉山葵が登壇しました。

登壇内容

「みんなでつくるバリアフリーマップアプリ『WheeLog!』の紹介〜地域での活用の実際〜」というテーマでお話しさせていただきました。バリアフリーの実情やWheeLog!の活用方法についてお話しました。

・4.5cmの壁が作る壁
・WheeLog!の紹介
・活動紹介
・WheeLog!の活用事例
・WheeLog!による地域と人の変化

─地域リハイノベーションフォーラムでの講演内容─

基調講演 太田喜久夫教授(藤田医科大学

「知らず知らずのうちに幸福寿命延伸へ」というテーマでお話しいただきました。その中で、私たちが考える障害のある人にとっての課題である、街へ出かけることの困難さについても触れられていました。例えば、障がいを持つ人が普通に利用できる施設が少なかったり、交通機関がバリアフリーでない場合、外出することが困難になってしまいます。また障害はそれぞれに合わせた「カスタマイズ」された、しかも、変化することを前提として対応する必要があるとお話しされていました。例えば、街へ出かけることの困難さがあげられましたが、環境の変化やテクノロジーの変化を続け、バリアフリー化を進めていくことで、障害のある人たちが外出しやすい環境を整えることができます。私たちが考える障害のある人にとっての課題、例えば街へ出かけることの困難さに対し、環境の変化やテクノロジーの変化を続け、地域を作っていくことが大切である、またそうするには「体験することが大切である」とのお話に大変共感しました。今後も、WheeLogは地域社会がよりバリアフリーで、障害のある人たちが自由に社会活動を行えるような環境づくりに取り組んでいきたいと思います。

山歩美様日進市障害者相談支援センター)

「外出しやすくなるために〜当事者から思うこと〜」として実際に画像や動画を用いて、どのような場面で困ることが多いのか?どうやって工夫されているのか?を示しながらお話しいただきました。当事者の皆様が、外出しやすくするために必要な情報や気を付けてほしいことをカテゴリ分けしてお話しいただいたことはとても参考になりました。普段私たちは当たり前に考えていることでも、実際には当事者の方にとっては気になるポイントがあることを改めて知ることができました。

畑井弘明先生花の丘病院理学療法士

「当院における地域活動の調査と電子地図の活用について」という題でお話しされました。リハビリにおいて、関わっていくセラピストが近隣の地域活動を把握し、利用者が地域へとつながりを持てることを目的に電子地図を開発されたようです。実際に、公民館などの地域資源がどこにあるのか?またそれがどのような場所なのかを実際に調査に行かれていました。そして情報収集だけではなく、セラピストが使いやすいように使用方法にも工夫をされていました。

御礼

このたびは、地域でのバリアフリー化について考えるフォーラムにおいて、弊社WheeLog!の取り組みを紹介できたことを大変嬉しく思っております。WheeLog!は、車いすやベビーカーなど、様々な移動手段を利用する方が、より快適に地域を移動することができるよう、施設のアクセシビリティ情報や、車いす対応のトイレやエレベーターなどの情報を提供していきます。そして、今後もWheeLog!を通じて、地域のバリアフリー化に貢献していくことを目指してまいります。

地域リハイノベーションフォーラムでは、多彩な視点から地域の課題と解決策についてお話しがされ、とても刺激的で勉強になる場となりました。様々な取り組みも知ることができ、今後のWheeLog!の改善点や課題についても考えることができました。今回のフォーラムに参加することができ、そしてWheeLog!の取り組みを紹介する機会をいただいたこと、本当にありがとうございました。今後も、地域の課題を解決するために、より一層努力してまいります。

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