【講演レポート】長崎県立大学で織田友理子が講演をしました

2024年12月9日、長崎県立大学で織田友理子が「共生社会のキャリア」をテーマに特別講演を行いました。この講演は、学生に幅広い人生観や職業観を提供し、「共生社会」における多様なキャリア形成への理解を深めることを目的としています。今回の開催にあたっては、長崎県立大学の橋本優花里先生とシーボルト校の柳田先生がご担当され、今回の講演が実現しました。

講演内容概要

講演には、オフライン・オンライン合わせて約600名以上の方々にご参加いただきました。織田は、「あきらめずに行動を起こし続ける」ことの大切さや、困難を乗り越えていくためのプロセス、そして多様な声や経験が交わることで生まれる社会課題の解決方法の可能性について熱く語りました。また、難病による車いす生活を送る中で感じた障壁や、それを乗り越えてきた経験を、リアルなエピソードを交えながら伝えられました。「自分が行動を起こすことで、社会は変えられる」というメッセージは、まさにこれからの社会を担う学生たちに大きな勇気を与えられたと思います。

学生の皆さんからの感想（一部紹介）

講演後、多くの学生から感想が寄せられましたので、その一部をご紹介します。

・人は存在そのものに価値があり、誰しも平等ということが心に残った。できる・できないで人の価値を判断してはいけないことを忘れないようにしたい。

・自分で自分の人生を諦めないこと、自分の人生は自分で明るくできることが印象に残った。また、自分が病気になられても前向きに捉えて行動していく行動力がとても印象に残った。

・ありがとうを口癖にするという言葉がとても印象に残った。日頃から周りの人に支えたり、支えられている人だからこそ出る言葉だと思うし、当たり前のことだけど大切にしたいと思った。当たり前のことを習慣にすることはとても難しいことでありがとうをいうことを意識しても時間が経てば忘れてしまうのが人間なので毎日この言葉を思い出しながら過ごしたいと思った。

・織田さんの行動力と、困難を乗り越えようとする姿勢に強く感銘を受けました。

・最後の方にお話しされた、あきらめないとは何か。の考え方が印象に残ってます。ギリギリ手が届かないことやものでも、勇気を出したら届くかもしれない。やりたいことは納得するまで行動する。これが、今の自分に言われているような気がしてとても心に刺さりました。

・100人いれば100通りの幸せがあるという言葉が1番印象的でした。その言葉は自分が自分を受け入れるために必要な考えだと思ったからです。私はよく他者と比べてできる･できない、幸せ･幸せでないと決めつけてしまうことがあります。でもそれは捉え方によっては、今私にしかできないことであり、それこそが幸せだと思いました。どんな自分でも受け入れるようになれば、それが自信につながり、さらなる自身の成長へと繋がると思いました。

・私は、今日の講義で、できる/できないで価値を決めない社会という言葉が印象に残りました。私たちは、どうしても何かできる人をすごいという捉え方をしますが、人それぞれ出来なくても幸せな人だっているだろうし、人それぞれの幸せの在り方が存在すると思いました。また、動ける人が、動けるうちに動ける範囲でという言葉も素敵だなと思いました。動けなくなってからでは、あの時しておけば良かったというように後悔することもあると思うので、日々の生活を一瞬一瞬大切に全力で過ごしていきたいと思いました。

最後に

左から織田友理子（NPO法人ウィーログ代表理事）、橋本　優花里先生（長崎県立大学副学長、地域創造学部公共政策学科教授）

これから学生の皆さんが困難に直面したときに、織田の「あきらめない」という言葉が指針となり、挑戦し続ける勇気を持つきっかけになれば幸いです。
今回の講演の実現にあたり、長崎県立大学の橋本先生、シーボルト校の柳田先生、そして参加してくださった学生の皆さまに、心より感謝申し上げます。
これからもウィーログは、車いすでもあきらめない世界をつくるための活動を続けてまいります。引き続き温かいご支援と応援をよろしくお願い申し上げます。

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講演では、車いすユーザーの日常生活や社会参加における心のバリアフリーの重要性、そしてSDGsへの貢献方法に焦点を当てたお話をさせていただきます。実体験に基づいた話や、アプリを活用したバリアフリー課題の解決事例を通じて、歩ける人と車いすユーザーが共生する社会の実現可能性について考えることが可能となります。講演をご検討される方はボタンよりご依頼ください。