
目次
国連創設80周年記念展「Shared Lives, Shared Future」に織田友理子のストーリーが掲載されました
世界とつながる、一人の声から
2025年、国際連合(UN)は創設80周年を迎えました。
この節目を記念して、国連広報局(UN Department of Global Communications)と世界59か所の国連広報センター(UNIC)が共同で実施するオンライン展示「Shared Lives, Shared Future」が公開され、世界193か国から寄せられたストーリーが紹介されています。
世界各地の市民や団体が地域課題に取り組む姿を紹介し、「共に未来を築く」多様な形を伝えています。
その中で、認定NPO法人ウィーログ代表 織田友理子のストーリーが掲載されました。
「WheeLog!」アプリは、車いすユーザーや支援者が協力して街のバリアフリー情報を共有する「みんなでつくるバリアフリーマップ」。
この取り組みは、国連が掲げる「誰一人取り残さない(Leave No One Behind)」という理念と深く共鳴しています。
「福祉」ではなく「人権」としてのバリアフリー
展示ページでは、織田が語った次のメッセージが紹介されています。
“Thanks to this app, wheelchair users like me can share experiences to help others go around the city more smoothly.
The UN helps address our rights as human rights, beyond welfare.”「このアプリのおかげで、私のような車いすユーザーが経験を共有し、他の人の外出をよりスムーズにすることができます。国連は、障害者の権利を福祉の枠を超えた“人権”として扱うことを後押ししています。」
この言葉には、バリアフリーを「支援」や「福祉」ではなく、人権として捉えるというウィーログの思いが込められています。
車いすユーザーが街の情報を自ら発信し合うことは、他の誰かの外出の不安を軽減し、社会全体の行動を変える力になります。
織田の掲載ページはこちらからご覧いただけます。
🔗 Shared Lives, Shared Future | United Nations
https://www.un.org/en/exhibits/exhibit/un80
一歩ずつ、誰もが動ける世界へ
WheeLog!が進めてきた「市民が動かすバリアフリー社会づくり」が、国際的にも共感を得られている証として、このような掲載につながったのではないかと思います。
日頃より活動を支えてくださっている皆さまに、心より感謝申し上げます。
ウィーログはこれからも、「車いすでもあきらめない世界」を目指し、情報・制度・意識・文化のすべての面からバリアフリーを進めていきます。