「心のバリアフリー」を地域の実践へ|西武信用金庫にてSDGs研修(車いす街歩き体験)を実施しました[2026年1月]

認定NPO法人ウィーログは、西武信用金庫さまにて車いす体験を中心としたSDGs研修を実施しました。

昨年度より年2回開催している本研修も、2年目・通算8回目を迎えました。2026年1月26日には、午前・午後の2回にわたり実施し、約100名の職員の皆さまにご参加いただきました。

これまでは主に屋内での体験を行ってきましたが、今回は新たなステップとして、西武信用金庫本店から駅前までの「街歩き」をコースに組み込みました。

「移動する」ことで見えてくる、日常のバリア

街歩きでは、実際に車いすに乗って中野の街へ。普段は何気なく通り過ぎている道に潜む、本当の姿を体感しました。

  • 少しの段差で大きな衝撃があること
  • 歩道の傾斜が想像以上に身体への負担になること

「移動そのものが大きなハードルになっている」という現実に、参加者の多くが「こんなに大変だとは思わなかった」と驚きの声を上げられていました。実際の街に出たからこそ、車いすユーザーの日常により近い視点を持っていただく機会となりました。

現場から生まれた「ネクストアクション」

研修の後半は、振り返りのワークショップ「ネクストアクションシート」の作成です。今回は単なる感想にとどまらず、日々の業務に直結する具体的な一歩が多く提案されました。

  • 安心感を生むコミュニケーション 「安心してもらえるように、まずは自分から、すぐに目線を合わせて声かけをする」といった、心のバリアフリーの基本となるアクションが共有されました。
  • 適切な環境へのご案内 「店頭に車いす利用の方が来店されたら、すぐにローカウンターへ案内する」など、スムーズなサポートへの意識が高まりました。
  • 設備・環境への改善提案 「ATMののぞき見防止フィルターの影響で、低い視点からは画面が見えづらい」という具体的なバリアを発見。中長期的な解決に向け、関係部署へ改善の提案を行うという、プロフェッショナルな視点でのアクションも生まれました。

継続が生む、確かな変化

この研修が4回も続いているのは、西武信用金庫さまが本気でバリアフリーやSDGsに向き合ってくださっている証です。

今回の研修では、髙橋理事長も午前・午後ともにご挨拶をされ、合理的配慮の大切さについて、職員の皆さまに熱く語られていました。 トップの強いリーダーシップのもと、実際に「店舗の通路が車いすで通りやすくなった」「ユニバーサルデザインの機器が導入された」など、具体的な「実践」が着実に積み重なっているのを実感しています。

ハード面をすぐに変えることは難しくても、私たちの「心」と「アクション」による合理的配慮で解決できることはたくさんあります。

ウィーログはこれからも西武信用金庫さまと共に、誰もが安心して利用できる店舗づくりと、地域に根ざした心の通ったサービスの実践を積み重ねてまいります。

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