WheeLog! in 府中~府中市よいところを発見しよう~街歩きイベントを共催:府中リハビリテーション協議会、一般社団法人WheeLog 、協力:市民団体act634府中、府中ル・シーニュ オレンジブーツカフェ、東京都理学療法士協会府中市部、後援:府中市で3月2日(土)に開催いたしました。
不安のあったお天気ですが、驚くことに土曜日だけ晴天!自称、晴れ男・晴れ女のパワーのおかげです。
街歩きイベント参加者は44名、内、府中市在住・在勤者が22名。地域イベントとして魅力的な構成となりました。なお、WheeLog!アプリ未使用者が23名いらしたことを受け、街歩きをより楽しんでいただくためにアプリ操作に不安がある人を対象に開催時間の1時間前に最強WheeLoggers(ウィーロガーズ)のマンツーマン講座を開催いたしました。講師を快く引き受けてくださいました最強WheeLoggersの皆様ありがとうございました。
今回のイベントでは、先のマンツーマン講座の他にあと2つチャレンジをしております。
1つ目はオープンな場でのイベント開催、2つ目は事前リクエストの募集です。
1つ目は、これまでのWheeLog!の街歩きイベント会場がほぼクローズド環境で行われていることから、通りすがりの人にも活動を知ってもらいたいという気持ちでチャレンジいたしました。また、会場が社会活動に興味のある人が集まる府中市民活動センタープラッツであることも後押しになっています。ただし、説明している声が聞こえないなど参加者の満足度に影響してしまう事象もありました。参加者からのいただいた声は次への課題とさせていただきます。
2つ目のチャレンジは、府中リハビリテーション協議会の松井さんから提案された当日イベントに参加できない人も楽しめる方法です。府中市で行きたいところ、オススメのところをイベント開催前にリクエストとして募集しました。結果、WheeLoggersからアプリ上にたくさんのリクエストをいただきました。すべてのリクエストの調査は完了しておりませんので府中市在住・在勤の皆様に引き続き調査をお願いしたいと思います。
府中市での街歩き調査の成果を画像でみると、投稿スポットや車椅子での走行ログの範囲が拡がっていることがわかります。
イベント前 イベント後
一方、恒例となりつつあるイベント後の懇親会への参加は36名、最後まで参加してくれた松井敬汰くん(11歳)、松井咲栄ちゃん(5歳)に感謝です。彼、彼女たちが大人になるころにはどんな社会になっているでしょうか?WheeLog!の目指している「車いすでもあきらめない世界」に近づいているのでしょうか?
では次に、共催、協力団体および参加者からのコメントを紹介いたします。
はじめに、車椅子の手配から会場設営までお世話になりました。とにかく明るい磯飛さんです。
府中リハビリテーション協議会運営委員会のイソッピこと磯飛です。
今回、WheeLog!さんと府中市を拠点に街歩きイベントを共に企画する機会を頂き、誠に感謝申し上げます。私自身、WheeLog!街歩きイベントは初めての参加で、非常に楽しみでした。まず車椅子ユーザーさん含め男性参加者が意外と多かったことが驚きでした。そして楽しそうにグループ写真を撮ったり、仲睦まじい姿がとても印象的でした。年齢層も幅広く、老若男女、親子連れもが交わり楽しめるイベントであると感じました。
理学療法士として車椅子の操作説明や姿勢調整に関わることばかりで、車椅子で街を歩くことは無かったので、色々な気づきがあり、同時にもっと早く知りたかったとちょっぴり反省もありました。1番驚いたのは目線の低さ。車の高さが低く感じ、歩道を歩いていてかなり近く感じました。歩道にガードレールや植木があるのと無いのでは安心感がまるで違いました。そして道路の片側傾斜はとても走行しにくく大変でした。平坦に見えるのに・・・車椅子で歩くことの不安感、介助者の苦労を実感することができました。
車椅子での街歩きイベントの良いところは、府中市の街の人々にも気づきがあること。お店側も対応の方法に気づきがあったり、街歩く人も興味をもって声をかけてくれる等、参加者だけでなく府中市へ派生していくことが素晴らしいと感じました。WheeLog!はそんな気づきを街中に広げてくれるアプリ。環境的なバリアを知り、教えてくれること、そして市民の心のバリアを解いてくれる、素敵な活動であると改めて感じました。
多くの気づきが街に広がり、府中市が環境だけでなく、心のバリアがなくなり、更に住みやすく温かい街になることが予感できるイベントでした!
市役所や関連施設等への調整やチラシ印刷等の手配をしていただきました、パワフルなact634府中の林瑞恵さんからのコメントです。
地元府中市内の市民団体として、4月から市役所との協働事業で「バリアフリーマップの作成」に取り組むこともあり、企画運営に協力団体として参加させていただきました。
企画運営の段階から、車椅子ユーザーさん方の全国で実施されてきた経験に基づき的確なアドバイスをいただきながら、楽しくわきあいあいと協働させていただきました。府中市は「市民協働」を市長が先頭に立って推進していますが、「異なる主体が、対等の立場で、それぞれの役割のもと、共通する課題の解決に向けて、連携・協力し合うことを「市民協働」といいます」と定義しています。まさに『「車いすでもあきらめない世界」をみんなでつくりたい』という共通の目標に向かって「協働」する場に、参加させていただき、毎回の打ち合わせややり取りの中で感動していました!
迎えた当日は暖かな早春の日差しの中、車椅子ユーザーさんたちと共に街にで、語り合い、食事を食べ、ミッションをクリアし、発表し、感想を交わしあうという貴重の体験をさせていただきました。当事者さんと一緒に街を移動することで、「これはバリアなのかバリアではないのか?」を車椅子にのり、実際に体験し、「自分ごと」として市民が捉え、自分たちの暮らす街を違った視点で見ることができました。より多くの市民の方に「体験する」「自分ごととして捉える」ということを経験する機会を今後も作っていきたいなと思いました。
また、班別の発表では、「府中はとても街の人が優しくバリアフリーだった」「いい街でした」という感想を沢山いただき、お世辞かとは思いますが(笑)府中市民としてとても嬉しかったです。心優しきウィーロガーさんたち、ありがとうございました!
また、「街にバリアなんて存在しない。『バリア』と捉えるかは、その人次第。車椅子ユーザーだって捉え方は一人ひとりちがう。一人ひとりがお互いのことを尊重し譲り合う気持ちが生まれれば、良い街になっていくと思う。」と語っていた車椅子ユーザーさんの言葉がとても印象に残りました。
今回、主催された「府中リハビリテーション協議会」さん、「一般社団法人WheeLog」さんには、様々な気づきや優しさ、そしてつながりをいただきました。この場をお借りしまして、篤く御礼申し上げます。これからも、みんなが安心してお出かけしやすい街府中を目指して、がんばりましょう♪♪
WheeLog! in 府中のチラシをデザインしてくださったact634府中の坪井さんありがとうございました。
WheeLog!でおなじみの世界一周を達成したmiyoさんからもコメントいただきました。
WheeLog!関連のイベントは実はまだ2回しか参加しておらず、今回の府中街歩きが3度目のmiyoです。
府中という街には初めて降り立ちましたが、駅前のけやき並木通りを挟んで真新しいお店も立ち並び、すごく良い雰囲気。駅付近はフラットで車椅子でも移動がしやすかった印象です。
私達のチームは男五人、ラーメンで例えるなら濃厚豚骨背脂多め。非常に濃いメンバーでした。そんなメンバーとは東京競馬場へ。車椅子トイレも多数、車椅子観覧席もしっかり備えていて想像以上のバリアフリーに驚きました。こういう街歩きの機会でもなければ府中に行く事もなかったし、競馬場なんて無縁。
濃い人たちにも会えて、バリアフリー調査をしながらも一つの小さな旅を楽しんだような充実した1日となりました。
それにしても、WheeLog!上で知っている方と初めて対面するのは中々面白いですね、まだお会いしたことの無い方とも次の機会に会ってみたいです!
今回WheeLog!街歩きイベント初参加の宮山さんからコメントいただきました。
WheeLog! 初参加。きっかけは、吉藤オリィさんのサイボーグ時代出版記念トークイベントです。島根大学の伊藤史人先生との対談の中でこの取り組みが紹介され、しかも美しい織田さんもOriHimeで登場。これって、自分がやりたいこととマッチしているかも!と直感的に感じ、直近は府中だし行けるかも!と勢いで申し込みました。
申し込んだまでは良かったのですが、実際に車椅子ユーザーでなくても参加できるのか、とか、自分が役割を果たすことができるのか、とか当日まですごく不安でした。でも、参加してみて、これはいい!想像以上だ!超楽しい!この充実感は何だぁ~!みんなに教えたい~っ!と心で叫んでいる自分がいました!
車椅子体験はしたことがあっても、街中で長い距離を移動したことがなかったので、ちょっとした凸凹や傾きがあっただけで、こんなにもこぎづらいものなのか!と驚きましたし、競馬場は、バリアフリーは完璧だが、多くの人は電光掲示板を見るために上を向いているか、新聞を見ているかなので、車椅子が目に入らない可能性もあるなとか、新たな視点で周りを見ることができました。物だけでなく人の動きのバリアもあるのだと気付きました。そして、最後にさらなる魅力は色々な年代、職業、趣味?の方と知り合えること!世界が広がりました!
私は、障害のある子たちとずっと関わってきて、100回の頑張れより、1回のありがとう!をキャッチフレーズにしてきました。支援される側になることが多い子たちですが、社会貢献をしたがっているしそういう場を求めています。それをなかなか用意してあげられないもどかしさがいつもありました。WheeLog!は、それを叶えられる可能性があります!私自身がもっともっと使いこなせるようになって、この魅力を発信できるようになりたいです!
そして、今回の府中街歩きイベント運営をサポートしてくれたWheeLoggersは、吉田雄一さん、岩城一美さん、星佳代さん、安田恭子さん、藤井未来さん、初鹿真樹さん、池田裕美さんの7名でした。大変心強かったです。ありがとうございました。
来月の4月6日(土)に開催いたしますWheeLog! in 横浜の発起人である星さんにコメントいただきました。
WheeLog! の街歩きイベント、参加したのは、昨年の日比谷のイベントでした。いつか自分の地域でも開催されたら…と頭の片隅にありました。今回、府中の街歩きイベントでは、運営ボランティアの募集があり、自分たちの地域で開催する時に、なにか役に立つのではないか!と参加を決意!しかし、府中のチームワークと仕事の早さに、ただ経過を見ているだけとなりましたが…それは、今まで、それぞれが活動されてた人々が、WheeLog! を通して繋がり、自分たちの街を再発見するだけでなく、そこで活躍する人々の再発見し新たな活動がスタートしていくプロセスであり、自分たちの地域で、どのように活動していくか大変参考になりました。企画運営された府中チーム、お世話になりました。
当日の街歩きでは、急遽、お留守番組から街歩きチームに入ることになりましたが、初めて歩く府中の街を初めましての方たちと楽しく調査できました。
今回、素晴らしいご縁から府中市のイベントを開催することができました。継続的に府中市にて開催していけるよう頑張りたいと思います。また星さんのように自分の地元で街歩きイベントを開催したい!と思われている方いらっしゃいましたWheeLog!運営メンバーやWheeLog!事務局へお問い合わせください。お待ちしております。
最後に、WheeLog!街歩きイベントを最高に盛り上げてくださるジョンソンさんとイベント運営を力強く指導してくださるメイザさんに感謝を申し上げます。
荒井雅代(masayo)
コメントは受け付けていません。