WheeLog! in 御茶ノ水 イベントレポート

2019年8月24日、御茶ノ水のデジタルハリウッド大学主催で、WheeLog! in 御茶ノ水が開催されました。今回ご参加されたHirominさんからレポートをいただいたのでご紹介します

去る2019年8月24日お茶の水にてWheeLog! 街歩きイベントが開催されました。

今回は、デジタルハリウッド大学様主催で、教授、学生さんたちのご参加のもと、ご協力いただきました。

街歩きイベント恒例のMC陣

朝10時30分、場の雰囲気を盛り上げるジョンソンさんの饒舌司会でスタート。織田友理子代表の優しく心のこもったWheeLog!愛の挨拶、吉藤オリィ氏の洗練されたプレゼンではアプリの使い方を紹介。

イベント開始早々場内は盛り上がりの雰囲気を醸し出しました。

40名ほどの参加者が9班に分かれ記念撮影の後、お茶の水を拠点にそれぞれ引き当てた秋葉原、神田、神保町、水道橋方面に繰り出し街歩きスタートです。

ご参加いただいたユーザーさんがSNSにアップされた素敵な投稿の一部を、紹介させていただきます。

まずは、秋葉原方面のご紹介です。

Torichan

「車椅子 乗ってみないと わからない」

ということで、当日は実際に初めて車椅子に乗ってみて秋葉原を歩きました!いろいろな気づきを経験として身体化することができたなと。ちょっとした凸凹や歩道の切り下げですら引っかかったり、歩道の傾斜だけでもかなり持ってかれるなと。また後ろに倒れあわやケガをしそうな場面もありました。

またWheeLogの必要性も理解できました!

3時間程度でこれだけの気づきがあり有意義でしたので、ぜひみなさんにも参加していただきたいなと思います!どこかのタイミングで(小さめでも)自主開催もできたらいいなと思ってます!

ちなみにWheeLogは、先日、24時間テレビで紹介され、友達の みよくん が松潤と町歩きして話題になってますので、これを機により広まって、みんなでバリアフリーマップを作り、車椅子などの方がどんどん外出しいろいろな選択肢を楽しめる世界になれば良いと思いますので、みなさんもぜひご協力お願いします!

adelie

私のチームは秋葉原が目的地だったので、Wheelogersに歩き尽くされた中投稿されてないポイントを探すのが大変でした。公園まで往復しただけなのに遅刻するという

2年前御茶ノ水に通っていましたが、JR駅の工事が進んでエレベーターがついていました。とりあえずは乗れるようになりました。

懇親会も含め、4人以上の方とお知り合いに!Wheelogと車いすのパワーはすごいと思いました。

asami

当初の目的は懇親会でのP-5eyeの展示。

ところが街歩きが想像を超える楽しさで、

ミッションに夢中に。

どの店も入り口、通路が基本的に狭い。

ゲーセンのスロープは12° 車いすには結構厳しい。

メイド喫茶は50%の確率で、車いすのまま入れる。

AKIBAカルチャーズゾーンのトイレは入れるけど使いづらい。

歩きスマホをしている人は少ない。

多くの気づきを得た。

他の街も行ってみたい。

秋葉原の街は、ゲーム、漫画関連、電気街、メイドカフェ等々、エンターテインメント性のあるオタク聖地なイメージですがWheeLoggers によって多くのスポットが埋められているようですね。

坂道やスロープの角度まで計っているのにはプロ意識を感じさせられます。そう、車いすユーザーにとって使えるか、通れるかの目安に見た目でも判断できますが、角度は写真では判りづらい為、数値化が重要なのです。

メイドカフェの車いす入店可能率が高いのには驚きです。

車いすでも十分楽しめる街になり得ますね。

次は神田、神保町方面にいってみましょう!

makky

東京は御茶ノ水で行われた、#WheeLog の町歩きに参加

今回も、同じ班のメンバーに子どもが一緒だったので、とっても楽しかった✨

一緒の班だった健常の方々も、自ら車いすで歩いてみたり、自分たち車いすユーザーと一緒に町を歩いてみて、色んな事に気付けたと言っていた。

やっぱり障がい健常カンケー無く交流できる場は本当に大切

代表者の、「誰かのために」という想いがすごく伝わってくる。

だからこそ、WheeLog!は支持されるんだろうな。

町歩きイベントでは、皆さん一緒に楽しみながら、バリアフリーなどの情報を集めた。

トータルで賞品がいただけるゲーム要素も取り入れられてる、とても楽しいイベント✨

リーダーを何度かやっていて、いつも高得点のミッションを選択。けど優勝は一度も無い・・・。

しかし、今回はメンバーの団結力もあって見事優勝!(いつも団結してるけど)

レストラン調査では、こういった機会でもなければ中々行かない、高いカウンターしかないラーメン屋さんへ。手を貸してもらいながら皆で美味しくいただいた

お店の人も、優しかった。車いすユーザーは中々来ないだろうから、お店側にとってもプラスになってれば良いな。

fk2000

私たちは神保町の三省堂書店に向かいました。

入り口に1cmくらいの段差があり、普通に車椅子を押していても登れませんでした。前輪を少し浮かせてから押す動作が必要になります。こういった段差があるのは仕方のないことかもしれませんが、マットを敷くなどして段差を少しでもなだらかにする工夫ができるのではないかと感じました。

しかし、二階に上がったところにあるカフェでは車椅子による利用に快く承諾いただき、既設の椅子を取り除いていただき席に着くことができました。 三省堂さんでは、入り口やカフェ以外にも、エレベーターや多目的トイレなどの写真を撮影し、WheeLog!アプリにスポット投稿しました。

http://fujiken.hateblo.jp/entry/2019/08/26/151347

WheeLog!イベントでは班ごとにミッションをクリアしながら街を探索するゲーム要素

を取り入れたものとなっており、リーダー牧原8班は見事1位をとられました!おめでとうございます。賞品は今が旬の「オリンピック記念硬貨」でしたね。

お子様との街歩きもとても貴重です。小さな頃から車いすが当たり前の世界を経験することで大人になっても自然に接せられる。重要な教育的要素を含んでいるように感じます。

神田のラーメン屋さん、高いカウンターでも人の手によって皆でおいしく召し上がれた!

車いすにとってちょっとハードルが高そうな場所でもこうやって皆で参加経験することにより挑戦できます。「できない」ではなく、どうすれば「できる」になるのかを考え行動にできる良いチャンス。お店側のメリットにもつながり改めて街歩きの意義を感じます。

最後は私も訪れた水道橋方面です。

Megさん

私は1班で、水道橋方面へ行きました

普段車椅子だと、段差も、坂道も、傾斜もあるのが当たり前で、道がガタガタなのもいつもの事だから

そんなに気にしていなかったんだけど、やっぱり普段歩いている人にとっては大変そうでした

昼食の場所も、ほとんどの飲食店の入り口に段差があり、

一人で行動してる時は、それだと店舗側と交渉すら出来ないから、入れないお店の方が圧倒的に多い。

鳥居を発見して、名前忘れたけど近くの何とか神社へ行った!笑

賽銭箱まで行くのは階段があり、一人でお参りは無理だなと察した。

必ずしも介助者がいるわけでは無いし、簡易的でもスロープが有ればなぁ。。

その後は、カラオケファンタジーに行き、ビンゴの指令ほとんどクリア!笑

車椅子が乗れるエレベーターはちゃんとバックし易いように、鏡付きだった。

多目的トイレも館内にあり、普段施錠してあって、

"使いたい人がスタッフの方に言って、鍵を開けてもらう方式"

なのが素晴らしいと思った。

Enchan さん

小石川後楽園内のバリアフリーを調査

バリアフリートイレはあったけど石段があって行けません。

これってバリアフリー

昼ごはん東京ドームシティーでタイ料理を食べました。
従業員が気を使ってくれ楽しく食事できました。

重要文化財や、自然を保持しているような場所は完全バリアフリーにするのは難しいのでしょうかね・・・。原型をとどめながらバリアフリー対策の資材を建物や施設に取り付ける。こういった文化財専門のバリアフリーデザイナーや職人が誕生したら活躍できるのにと感じずにはいられません。

駅の切符売り場の自販機はタッチパネルの角度が斜めになっており、工夫されたユニバーサルデザインかと思いきや、車いすからは、画面がみずらい、一番上までは届かない設計でした。

街歩きを終えて

各班それぞれ、感じたこと得られたこと、発見が盛りだくさんの冒険をしたようです。

街歩きが終り会場に戻ってきた時には、班の仲間皆が以前から仲良しの友だったように和気あいあいとして帰ってきます。一緒にミッションを達成する中で親近感と団結力が芽生えるのでしょうか。不思議なくらい人の輪をつなげるイベントです。

夜の懇親会では、ペルモビールの立位のままで乗れる車いすや、オリィ研究所と車いす工房 輪 様の共同製作の目線入力で体位を変えられる画期的な車いす(P5eye) の試乗が行われ大盛況でイベントは閉幕となりました。

事前準備から当日まで運営に尽力された事務局の皆様、ありがとうございました。

最後にイベント会場になったデジタルハリウッド大学の教育理念の一部を抜粋させていただいます。

「自分の創るものが世の中にどのような影響を与えるのかを考え、より使いやすく、美しく、楽しいものを生み出し、人々の未来生活に役立てながら、さらに新しい価値を与えることを目指しています。」

デジタルハリウッド大学ホームページより

ここで学んだ学生が創るものに未来の可能性が秘められているようですね。

WheeLog!の未来も使いやすく、美しく、そして楽しいものを目指していきたい。人々の幸せを願って前進あるのみです。今後とも「みんなでつくるバリアフリーマップWheeLog!」をよろしくお願いします。

Hiromin

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