9月17日(土)に茨城県那珂市、千葉県船橋市にて「全国一斉!車いす街歩き2022秋」を開催しました。
参加者はそれぞれの地域でテーマを決めて、さまざまな場所を車いすで周りました。アプリのつぶやきにも、街歩きを楽しんでいるコメントや投稿が寄せられました。
イベントの途中からライブ配信(ジョンソンラジオ)も配信され、たくさんの方にイベントを見て楽しんでいただけました。
目次
街歩きの様子
茨城チーム
船橋チーム
配信での盛り上がり(つぶやき投稿)
街歩き後の振り返り
街歩きから戻ってきた参加者は、各班でそれぞれ街歩きの気づきを共有しました。ハード面の車いすで移動した時に、歩道や段差はどうだった?ソフト面の対応はどう感じた?それらの改善アイデアなど、それぞれが気づいたことを書き出していきました。
▼茨城チーム
▼船橋チーム
気づきの共有
各班のまとめシートをもとに、
次に、ふりかえりをシートにまとめて各班ごとに発表しました。ふりかえりの感想を聞きながら、どの班も街歩きを楽しまれた様子が伝わってきました。また、皆さんがそれぞれの地域の気づきから改善策や、車いすユーザーの理解が得られたことを話されていたのが、とても印象的でした。
▼茨城チーム
▼船橋チーム
参加者の声
車いす体験の気付き
▼ハード面のバリアフリー対応
- 駐車場の出入り口に車いす用の駐車場がどこにあるのか示してくれるとわかりやすい
- 道路を漕ぐときに斜めになって真っ直ぐに漕ぐことが難しい
- お店の商品が高いと届かない
- 横断歩道の時間が短い
- 街はバリアフリーが整ってきている。車いすでも過ごしやすい状況ではあるが、トイレが少ない。
▼心のバリアフリー対応
- ドアを開けてくれる方や、協力姿勢を示してくれる方が多かった。
- 歩いている人たちが思っていた以上に車いすを気にかけてくれていること。
- 昼食場所のレストランの店員さんが椅子を動かし、快く受け入れてくれた。
▼改善方法のアイデア
- いつも歩いている道でも、細かい情報を積み上げていくことで誰かのそして自分のためになるんだと常に意識し、周りにも伝染させていけば「みんなで作る自分の住みやすい街」ができるのだと思います!
車いすに乗った感想
- 街歩き自体はとても楽しかった。車いすでの移動は、想像以上に不便であり、「そこまでして外出したくない」と思わせるには十分な要素がいくつもあった。ハード面よりはソフト面において、「人が怖い」という気持ちになった。バスや電車の中では、もう少し周囲の人の配慮がある印象だが、街中では人の流れが多く、車いすに気がつかないように振る舞う人が多かった。
- 車椅子に乗って移動するのは本当に大変。支援学校の子供達がどれだけ上手に乗っているかが改めて分かった。
- 操縦が難しい。特に公道を走る時にどうしても右に進んでしまう。
- 普段車いすの方と関わる機会が全くないので、車いすの方々と関わることができて良かった。また、関わるだけでなく、自分が実際に車いすを乗ってみて、操作の難しさや普段の道の見方の違いを感じることができた。
- 今までは、左右同じ力でこげばまっすぐ進むと思っていたが、実際は普通の道でも水捌けを良くするためにわずかに斜めになっていることに気づき、同じ力ではまっすぐ進まないことを学んだ。
- 私の身近に車いすの方がいるわけではないが、これからはその有無関係なく、道や施設が誰でも使える使いやすさを考えていきたいと強く思った。
- 楽しかったが忙しくてつぶやく時間がなかなか取れなかった
他の人に車いす体験をおすすめしたい理由
- 車いすユーザーの視点になって、街歩きを経験することで、街の中のバリア部分(ソフト面、ハード面)に気づきが得られる。利用者に外出を促進する際に、具体的にアドバイスをすることができるようになる。
- 個人で車椅子で行動するのは本当に大変で諦めがちですが、イベントに参加すると皆で出来て、心強いし、何度も参加していくと車椅子で出歩くのにも少し慣れてきて、個人でも行けるかもって思えるようになる。 あとは、何よりも仲間と一緒にチャレンジ出来て楽しいです。
- 車椅子で道を走ることで普段は気にすることの無いことを気にできるから。
- 街の見方が今までと変わり、思いやりの心がさらに深まるから。
- ゲームみたいで、楽しい上に、人の役にたつので
まとめ
今回のイベントでは、各地域の方々が車いす街歩き体験を通して、深く街を知ることができたと思います。こうした地域でのコツコツした活動が地域を活性化していく一歩なのだと思います。お越しいただいた皆さま、ご参加いただき本当にありがとうございました。
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