【イベントレポ】WheeLog! in 徳島 2023 車いす街歩きイベント

2月5日(日)に徳島市で車いす街歩きイベントを開催しました。

昨年11月に開催したイベントに引き続き、今回のイベントも徳島市の「令和4年度版徳島市コロナ危機突破プロジェクト創造支援事業」の一環として実施しました。

イベントのふりかえり

説明

イベントでは、まず初めにWheeLog!の最高技術責任者の伊藤史人とUP to US Japan代表の西岡さんにご挨拶いただきました。次に、街歩きにおける注意事項やミッション等を、動画やスライドを使いながら参加者に説明し、各チームで街歩きのミッションを決めてもらいました。みなさん「はじめまして」から始まり、少し緊張した様子でした。

街歩き出発

イベントの説明後に、各チームに分かれて車いすに乗って外出しました。街歩きでは、今回のイベント会場となった、アスティ徳島周辺の商業施設や、徳島駅など、それぞれのミッションにしたがって各エリアを散策しました。中には市バスに乗ったチームや、水上バスに乗ったチームもありました。

アプリにバリアフリー情報を投稿

街歩きから会場に戻ってきてからは、アプリの説明を行い、外で記録してきたバリアフリー情報をアプリに登録しました。投稿方法がわからない人も、スタッフやチームのメンバーがサポートしながら投稿を進め、合計で100件近くのバリアフリー情報が投稿されました。

気づきの共有

アプリの投稿が終わってからは、街歩きでの振り返りを行いました。チームのメンバーと車いす体験の中で気づいたハード面の課題や、ソフト面の対応など、街中のバリアフリーについて感じたことを付箋に書き出していきました。そして、メンバー同士で活発に意見を交わしながら、感想をシートに気づきをまとめました。

まとめの発表

チームごとに、それぞれの気づきを発表して、会場の参加者の皆さんと共有しました。各班の発表に対して、WheeLog!代表の織田友理子もコメントを交えながら、それぞれの体験の学びを深める時間となりました。

A班: 車イス体験を学校教育に!

B班: 町も人もなんちゃってバリアフリーが多かった。

C班: 体験の大切さ!!

D班: 徳島はいがいと良い

E班: 若い人が優しい

F班: 2190!!の…。

G班: もっといろんな人にWheeLog!を体験してほしい!

まとめ

参加者の発表が終わってから、表彰を行いました。街歩きのミッションをクリアした数が最も多かった上位3チームにWheeLog!グッズなどをプレゼントしました。その後、WheeLog代表の織田友理子が、WheeLog!を始めたきっかけや、バリアフリー情報の大切さについてお話ししました。最後に、徳島文理大学保健福祉学部長の夛田羅(たたら)勝義先生、徳島市の内藤佐和子市長にご挨拶いただき、閉会となりました。

Special Thanks to 徳島メンバー

イベントの開催にあたっては、前回同様、徳島で活動するUP to US Japanさんにご協力いただきました。また、今回は徳島文理大学の先生方にもご協力いただき、医療福祉を学ぶ学生さんにも多数ご参加いただきました。

体験用の車いすは徳島市の福祉事業者のAWA-FUKU株式会社さまにご用意いただきました。しっかりとメンテナンスされた車いすで、安全に街歩きができました。

ご協力いただいた皆様にこの場をお借りして御礼申し上げます。ありがとうございました。

車いすでもあきらめない徳島市を目指して

コロナ禍になって人と人との対面での交流が難しくなり、高齢者や車いす当事者にとってはより孤立しやすい環境になっています。一方で、地域の人がつながって共生していく社会をつくるためには、人と人がつながれる地域コミュニティをつくることが重要となります。

前回や今回のイベントでは、徳島に住む車いすユーザーや医療福祉関係の方、学生の方など、バリアフリーや福祉に関心を持つ多くの方に、WheeLog!の車いす街歩きを体験していただくことができました。

徳島大学へ表敬訪問

この取り組みを一歩前に進めるために、街歩きイベントの翌日には、WheeLog!の代表やスタッフらが、徳島大学を訪問し、脳神経内科長の和泉教授や松井先生、藤田先生と面談しました。WheeLog!の活動についてご説明し、その趣旨にご賛同いただきました。今後、徳島大学で学ぶ学生の方に、車いす街歩きを体験していただけるよう、連携を進めていきたいと思います。

今後も徳島で車いす街歩きの取り組みを継続していき、車いすの人が安心して暮らしていける地域コミュニティを作っていければと思っています。

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