5月9日(木)に㈱日建設計のNIKKENインクルーシブ・デザイン研究チーム主催のイベント『これからの建築や都市を考えるための ”インクルーシブ・デザイン”とは?』に代表の織田友理子が登壇しました。
先月、日建設計さまの社内で行われたイベントに続き、今回は、東京都福祉のまちづくり推進協議会の会長、髙橋儀平先生と共に登壇させていただきました。
現地参加、オンライン参加を含め、100名近くの方にご参加いただきました。
目次
髙橋儀平先生の講演
髙橋儀平先生は「ユニバーサルデザインの未来と当事者参画論〜ユニバーサルデザインを目標にインクルーシブに進める在り方を考える〜」というテーマで講演を行っていただきました。髙橋先生の深い知識と経験に基づく講演は、インクルーシブな社会構築において非常に重要であり、「すべては利用者を想像し、リスペクトする」ことから参画が始まるという言葉が印象的でした。
織田友理子の講演
続いて、織田友理子が「車いすでもあきらめない世界をつくる活動」というテーマで話し、街づくりや建築設計におけるバリアフリー化の重要性を当事者の視点からお話をしました。具体的な例を交えながら、直面する障害とそれを乗り越えるための解決策や事例についてお話をさせていただきました。
対談セッション
最後には織田友理子と髙橋儀平先生の対談が行われました。一部織田から髙橋先生への質問を紹介します。
織田から髙橋先生への質問
質問: 活動をする上で忘れてはいけない重要なポイントを教えてください。
髙橋先生の回答:
- 一人、一団体だと埒があかない。団体がくっついていくことが大事。日本の団体はなかなかくっつかないが、これからはたくさんのNPOのネットワークが重要になっていく。
- 建築の知識を入れていくことが大事。少し知っているかいないか、行政交渉、設計者と直接話す時に違う。建築の段階だけではなく、都市計画や区画整理とかを少しでも知っていると、交渉するときの力になる。
まとめ
このイベントを通じて、インクルーシブ・デザインの重要性とその実現に向けた具体的な取り組みを建築関係者の皆様と共有することができました。
当日イベントに参加して下さった皆様に当事者参画のインクルーシブデザインについて少しでも賛同していただけたら嬉しいです。WheeLogはこれからも「車いすでもあきらめない世界をつくる」ために積極的に活動を推進して参ります。