【イベント報告】車いす街歩き調査 in 浅草 2024

2024年10月26日(土)、浅草で「車いす街歩き調査 in 浅草」を開催しました。このイベントは、クラウドファンディングでのご支援を活用した第一弾の取り組みとして実現したもので、参加者と共に「バリアフリーな浅草」を目指すプロジェクトです。浅草を訪れるすべての方々が安心して楽しめる街を目指し、車いすユーザーの視点から観光スポットや飲食店のバリアフリー情報を収集しました。

▼浅草を車いすで楽しむ!バリアフリー観光スポットを紹介(2024年版)はこちら

https://wheelog.com/hp/archives/31259

浅草の街をバリアフリー調査

浅草は国内外から観光客が訪れる人気エリアで、雷門や浅草寺、賑やかな仲見世通りにおしゃれなカフェまで、見どころがたっぷりです!しかし、車いすユーザーにとってのバリアフリー情報はまだ十分に整備されていません。そこで私たちは、参加者の皆さんとチームを組んで、車いすで実際に街を巡りながら、どんな場所がアクセスしやすいかをバリアフリー調査しました!車いすで街を散策しながら観光スポットやお店のバリアフリー状況を調査していただきました。この調査結果はWheeLog!アプリに投稿し共有されています。

バリアフリー情報投稿・振り返り

街歩きが終了した後、参加者の皆さんは会場に集まり、それぞれのチームが調査中に収集したバリアフリー情報をWheeLog!アプリに投稿する作業を行いました。各チームは、訪れたスポットごとに詳細な情報を整理し、アクセスがスムーズだったポイントはどこかなどといった具体的な情報をアプリに登録しました。

また、情報の投稿が終わった後には、各チームごとに今回の調査で気づいたことや感じた課題、改善点などを発表しました。例えば、「この店舗は入口の段差が低いものの、店内の通路が狭くて移動が難しかった」といった具体的な意見など、さまざまな観点からの気づきが共有されました。各チームの視点や工夫が反映された発表を通じて、他の参加者も新たな発見を得ることができ、バリアフリーに関する意識をより一層高める機会となりました。

「チームで協力して調査を行うことで、バリアフリーの重要性を再確認しました。浅草をもっと楽しめる環境作りに貢献できてうれしいです。」

「イベントを通して、ただ観光するだけでなく、誰もが楽しめる環境を作ることの大切さに気づきました。今後もこうした活動を続けていきたいと思います。」

参加者の声

代表 織田友理子コメント

段差があるために、入れそうで入れない場所や、入口まではアクセスできてもカフェの席にはたどり着けないお店など、まだまだ改善の余地があることを実感しました。

日本の建築には、誰もが気軽に利用できるよう、もっと建築設計標準の改善が求められていると感じます。今回は、単なる車いす体験にとどまらず、実際の街で学びを深められる機会を目指して開催しました。こうした学びに興味を持って、一緒に考えてくださる方々とイベントを実施できたこと、本当に嬉しく思います。

今回ご参加いただいた皆さんの丁寧な調査は、これから浅草を訪れる多くの方々にとって、とても大きな助けになります。観光地として名高い浅草は、国内外からたくさんの観光客が訪れるエリアですが、バリアフリー情報が不足しているのが現状です。

今回の街歩きで、参加者の皆さんが実際に感じた段差の有無や、狭い通路、トイレの使いやすさなど、細やかな視点での情報は、車いすユーザーやご高齢の方、ベビーカーを利用する方にとっても貴重な情報となります。

こうした具体的なバリアフリー情報がWheeLog!アプリに共有されることで、浅草の街をより多くの人々が安心して楽しめるようになるのはもちろん、他の観光エリアでも同様のバリアフリー改善が進んでいくきっかけにもなっていきます。本当にありがとうございました。

今後の展望

今回のイベントで収集したバリアフリー情報はWheeLog!アプリに投稿されています。浅草を訪れる際、これらの情報が事前準備として役立つことで、安心して観光が楽しめるようになることを願っています。

このイベントはクラウドファンディングでのご支援を活用した第一弾の取り組みです。今後も全国各地で同様の調査イベントを企画し、バリアフリー情報の充実を目指して活動を続けてまいります。ご参加いただいた皆様、ご支援いただいた皆様に心より感謝申し上げます。引き続き、ウィーログの活動への応援とご協力をよろしくお願いいたします。

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