2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)におけるバリアフリーの課題
本年4月より開催される2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の会場内に、重度の障害者も利用できるリフト付きのバリアフリートイレがないことを知りました。前回のドバイ万博でのバリアフリー状況を数多く視察してきた私たちは、その経験を通じて、関西大阪万博において、リフトを備えたバリアフリートイレの設置が必須であることを強く実感しています。
要望活動の経緯
この事実を知ってから、各所にお願いをしてきましたが、なかなか解決策が見えない状況が続いていました。そこで、公明党 参議院議員 安江伸夫議員の秘書である大﨑順一様にご相談させていただいたことから、大きな動きが始まりました。

そこから、現在の厚生労働副大臣の鰐淵洋子議員にお繋ぎいただき、要望をお伝えする機会を得ることができました。

さらに公明党 バリアフリーPT座長 参議院議員 石川博崇議員とお会いする機会をいただきました。その場ですぐに、経済産業大臣政務官 竹内真二様へ要望書を提出することができました。
この要望書は、一般社団法人日本福祉医療ファッション協会の平林景様、特定非営利活動法人DPI日本会議 事務局長 佐藤聡様とNPO法人ウィーログ代表理事 織田友理子の連名で提出させていただきました。
今回の件につきましては、2025年6月24日には大阪・関西万博のEXPOホールにて「未来のおむつコレクション」を、翌25日には大阪・関西万博のフェスティバル・ステーションにて「国際おむつフォーラム」が開催される予定であります。そのため、会場におけるバリアフリートイレの状況につきましては、一般社団法人日本福祉医療ファッション協会の平林 景様、八木大志様と何度も協議を重ねてきました。
このたび、経済産業大臣政務官 竹内真二様に直接要望を提出させていただいたことで、内容をしっかりと理解していただき、対応を検討していただけることになりました。



バリアフリー対応の重要性

海外から多くの方が訪れる中で、リフトが必要な重度の障害者の方も必ずいらっしゃるはずです。そのような状況で、日本としてバリアフリー対応がなされていないことは非常に恥ずかしいことであり、世界的に見ても問題視されるのではないかと危惧していました。そのため、何かしらの進展があることを心から期待しております。
この度ご尽力いただいたすべての皆様に心より感謝申し上げます。