
3月28日(金)に㈱日建設計のNIKKENインクルーシブ・デザイン研究チームと共催で、「バンクーバーにおけるアクセシビリティの向上」をテーマに、元バンクーバー市長のサム・サリバン氏 にご講演いただきます。サム・サリバン氏は、ご自身が車いすユーザーである経験を活かし、バンクーバーのアクセシビリティ向上に尽力されてきた方です。
この特別な機会は、2016年9月に ウィーログ代表・織田友理子がバンクーバーを訪問 した際にサム・サリバン氏と出会ったご縁をきっかけにイベントが実現します。氏の訪日に合わせて、このような場を設けることができ、大変嬉しく思います!
奮ってご参加ください!

当時の記事はこちら:
バンクーバーにて元市長のサム・サリバン氏とお会いしました!
YouTubeチャンネル車椅子ウォーカーのバンクーバーの動画はこちら:
https://youtube.com/playlist?list=PLPPW3ogYUhbsq4HMi0eKUOeCQntct01Ug&feature=shared
イベント概要
3月28日(金)【WorkUP! EVENT#03 NIKKENインクルーシブデザイン研究チーム×ウィーログ主催】 これからの建築や都市を考えるための“インクルーシブデザイン”とは?
NIKKENインクルーシブデザイン研究チームでは、インクルーシブな社会の実現を目指し、当事者の参加を重視しながら、多様な人々のニーズや価値観に配慮した建築や都市空間を創出するためのアクティブラーニングの機会を提供いたします。この取り組みを通じて、インクルーシブデザインに関するアプローチを継続的に推進し、より多くの皆さまに共感を生み、未来のデザインと社会における持続可能で包括的な変革を促進することを目指しています。
サム・サリバン氏は学生時代にスキー事故で、脊髄を損傷し、車椅子生活を始めました。この経験を通じて、障害当事者としての視点を持ち、インクルーシブな社会の必要性を強く実感するようになりました。サム氏は2005年から2008年までバンクーバー市長として、都市計画や公共政策において障害者を含むすべての市民がアクセスできる都市環境を作るために尽力しました。特に、「Access Vancouver」というプログラムを通じて、公共施設や交通機関のバリアフリー化を進め、都市のアクセシビリティを向上させました。これにより、障害を持つ人々にとっての移動や社会参加の障壁を取り除くことが、社会全体にとっても価値を生むという点に注力でき、「障害者のための政策」にとどまらず、社会全体の質の向上に貢献しました。サム氏のこれまでのインクルーシブな視点の活動やアクセシビリティの重要性についての講演や対話を通じて、当事者の視点から理解を深めていきます。
|概要
日程|3月28日 (金) 17:30 – 19:30 (OPEN16:30) 終了後、懇親会19:30 ‐20:30
場所|日建設計東京本社ビル3階PYNT (東京都千代区田飯田橋2-18-3)
※正面玄関から階段で3階までお上がりください。(お困りの方はこちらまで 080-6907-8065)
定員|現地参加60名/オンラインあり ※参加費無料
参加方法|現地開催(※手話通訳&英語通訳)+オンライン配信(※文字通訳)
※登壇・対談は、英語通訳付きの日本語(音声・字幕)で行われます。
※事前にパネリストへご質問等がある場合は、参加申込の際にご記載ください。
※オンライン配信をお申込み頂いた方には、ZoomのURLを配信します。お手数ですが、入室の際は、必要事項をご記入してください。
※当日の様子はカメラマンによる写真撮影が入ります。撮影写真は、広報に使用させていただく場合がありますので予めご了承下さい。
※車いすでの入館の方は、事前にお知らせください。|登壇者
パネリスト|
サム・サリバン氏|元バンクーバー市長、元ブリティッシュコロンビア州議会議員、ブリティッシュ・コロンビア大学建築・景観学部非常勤講師、カナダ勲章受章者
ゲスト(聞き手)|NPO法人ウィーログ 代表 織田友理子
ファシリテーター|NIKKENインクルーシブデザイン研究チーム 日建設計総合研究所 岡万樹子|テーマ:バンクーバーにおけるアクセシビリティの向上 サム・サリバン氏
サム・サリバン氏は2010バンクーバー五輪の準備に重要な役割を果たした。四肢麻痺となった経験からアクセシビリティの向上への取り組み、生活の質を高めるための組織設立等についてお話しして頂き、政治家として活動の意義、アクセシビリティの支援を得るために市民を計画プロセスに参画させる試みの成功例と失敗例を挙げ、そこから学んだ知見を紹介してもらいます。そして、市民団体であるウィーログのような組織によるアドボカシー(政策提言活動)を支援する意義と重要性について共有します。
He played a key role in preparing the City for the 2010 Olympic and Paralympic Games.
He will describe his experience with becoming a quadriplegic and advocating for accessibility and creating organizations for quality of life experiences. He will explain the value of becoming a politician and the challenges of getting support for accessibility. He will give examples of successes and failures of involving citizens in the planning processes and lessons learned. Finally to emphasize the importance of supporting advocacy by citizen organizations like WheeLog.|主催
|NIKKENインクルーシブデザイン研究チームについて
日建グループ(NIKKEN)は、建築の設計監理、都市デザインおよびこれらに関連する調査・企画・コンサルティング業務を行うプロフェッショナル・サービス・ファームです。また、「価値ある仕事によって社会に貢献する」という基本理念としており、ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン(DEI)を経営戦略の一つとして積極的に推進するポリシーを宣言しています。「NIKKENインクルーシブデザイン研究チーム」は、新たな社会課題への対応と多様な価値の創出を目的に、「当事者とともに、様々な人のための社会環境をデザインする」ことを目指して、インクルーシブデザインの思考と、実践を通して推進するチームです。]
|NPO法人ウィーログについて
NPO法人ウィーログは、「車いすでもあきらめない世界をつくる」ことをミッションに、障害者や高齢者など移動や日常生活に困難を抱える方が、希望をもって社会に参画できるバリアフリーなまちづくりを目指しています。そのために、バリアフリーに関する情報発信事業を行うと同時に、さらなるバリアフリー推進のための調査研究、研修教育、普及啓発活動を展開しています。
ウィーログは、みんなでつくるバリアフリーマップ「WheeLog!」アプリを運営し、ユーザー同士がリアルタイムでアクセシビリティ情報を投稿・共有できる仕組みを提供しています。また、官公庁や企業と連携し、都市設計や交通インフラのバリアフリー化を推進。さらに、啓発イベントや講演を通じて、誰もが安心して移動できる共生社会の実現を目指しています。|会場 ”PYNT”について
“PYNT(ピント)”は2023年4月にオープンした、日建設計が運営する共創スペースです。社会を共有財の視点で見つめ直し、思い描いた未来を一歩ずつ社会に実装するオープンプラットフォームを目指しています。
まちの暮らしにある「違和感」を一人一人が関われる共有財として捉え直すことで、よりよい未来を作りたい。未来を描きたい皆さんと共同体を作りながら、イベント・展示・実験などを通して解像度を上げ、社会につなぐステップを歩みます。
https://www.nikken.jp/ja/about/pynt.html|注意事項
・利用規約およびこちらの注意事項ついてご確認、ご了承の上、ご参加ください。事故防止のため、利用規約およびスタッフの指示に従っていただけない際は、ご退場をお願いする場合がございます。
・当日の様子やイベント内容について、メディアやSNSで使用させていただく可能性がございます。
・災害などにより、やむを得ずイベントの内容を変更または中止する場合がございます。
・会場内外で発生した事故・盗難等については、主催者は一切責任を負いません。
・会場での機器などの汚損などがあった場合、速やかにお知らせください。
・懇親会で酒類が提供される場合、自動車・バイク・自転車をご利用の方はお控えください。20歳未満の方はお申し出ください。
・11才以下のお子様の入室は、場所の関係からお控えいただきますようお願いいたします。
・その他、不明点などございましたら、下記本セミナー事務局担当者までご連絡ください。
(株)日建設計 飯田和哉(iidak@nikken.jp)080-6907-8065
(株)日建設計総合研究所 児玉健(kodama@nikken.jp)080-6738-6112