
目次
総勢70名で訪問&調査しました
6月21日(土)に「車いすで万博!LET’S EXPO × WheeLog! in 大阪・関西万博2025」を開催しました!
万博で会場内サポートやオンラインサービスを提供するLET’S EXPOとウィーログで、総勢70名の方を無料でご招待。各チームに分かれてパビリオンを訪問&調査しました。イベント実施にあたり、入場チケットはLET’S EXPOさまにご提供いただきました。
車いすでオススメのパビリオンをご紹介

ここでは、車いすでスムーズに見学できる人気の海外パビリオンをご紹介します。今回ご紹介するパビリオンは、調査したパビリオンの一部です。みんなで集めた情報は、WheeLog!アプリに入っているので、ぜひアプリもご参考ください!
①東エリア
フランス🇫🇷(特にオススメ)





フランス館は、ルイ・ヴィトンやディオールなどの展示とロダン作品が融合した空間で、フランスが誇る「匠の技(サヴォアフェール)」を五感で体験できる、魅力的なパビリオンです。
エレベーターを降りたら暗くて目が慣れるまで少し危険。エレベーター出てからしばらく進むと少しの段差があるので注意。
車椅子優先入場 有(25/6/21時点)
※優先レーン 待ち組なし
※待ち時間 無
※エレベーター 直ぐ
※所要時間 30分以上
※自由退場
アメリカ🇺🇸



アメリカ館は、宇宙をテーマに、スペースシャトルの発射を体感できる迫力満点の展示や、実際に月の石が展示されるなど、宇宙への夢とアメリカの最先端技術を存分に感じられるパビリオンです。
車いす優先入場可♿️
2025.06.21 14:00で30分?40分?の待ち時間で入場できました。
最後の月の石までの下り坂は手動式車椅子の方はグローブ必須かも?
摩擦で火傷に注意⚠️
介助者4名まで同伴入場可能(6月時点)
フィリピン🇵🇭



フィリピン館は、まさに様々な地域の織物を集めた「アートの森」のような空間で、織物へのプロジェクションマッピングが幻想的な没入体験が特徴です。さらに、最新のAIやAR技術を駆使したインタラクティブな展示も魅力です。
比較的道幅も広く、平坦。暗いところも少なかった印象。スタッフも親切。
車椅子優先入場 有(25/6/21時点)
※優先レーン 5組中、③番待ち
※待ち時間 5分
※所要時間 10〜20分
※自由退場
②南東エリア
クウェート🇰🇼(特にオススメ)





クウェート館は、最初の映像で暑さや寒さを体感できるユニークな演出から始まります。展示では砂漠の砂に触れたり、特産物の実物があったりと、来場者が様々な感覚で楽しめる工夫が凝らされています。特に、クウェートから持ち込まれた香りが漂う安らぎの空間は癒やされますよ。最後のドーム型映像は、振動も体感でき、その迫力はまさに圧巻です!
館内フラットで、展示方法が車椅子でも見やすく工夫されています。
車椅子優先入場あり。介助者2名まで。
スイス🇨🇭




スイス館は、美しい山々や都市を描いた巨大な切り絵の展示から始まり、来場者を魅了します。館内では、大きなシャボン玉が作れるインタラクティブな仕掛けで遊び心を刺激し、最後は誰もが知る「ハイジエリア」で、物語の世界に入り込んだかのようなブランコが展示されています。
シャボン玉のところがゆるやかな下り坂になっていて車イスユーザーには少し優しくはない。床は少しふわふわしたマットなので、車いすでは少し動きにくそう。坂になっているところや、幅が狭い道もある。
③北エリア
オーストラリア🇦🇺(特にオススメ)




オーストラリア館は、五感でオーストラリアを体感できるパビリオンです。まずユーカリが香る「森の体験」でコアラを探し、次にきらめく「夜空の観察」で解説を聞き、最後は大画面の「映像空間」で迫力の景色を楽しむ、まるでオーストラリアを巡るような旅ができます。
パビリオン展示については、段差等は特にありません。
車椅子優先入場 有(25/6/21時点)
※優先レーン 順次スルー入場
※待ち時間 無
※館内バリアフリー
※所要時間 15〜30分
※自由退場
タイ🇹🇭




タイ館は、最初の映像上映から始まり、その後の展示では公衆衛生や医療、そして豊かな食文化が紹介されており、タイの最先端と文化を伝える内容になっています。
映像上映されるか、優先入場へ並ぶ前にスタッフさん確認してください。映像上映される時(スタッフさん💃あり)入場をオススメします!
車椅子優先入場 有(25/6/21時点)
※優先レーン 待機10組以上 3番目
※待ち時間 15分待ち
※館内バリアフリー
※自由退場
※所要時間 40分(映像上映 有)
※所要時間 20分(映像上映 無 故障)
※フード実演販売 有(館内展示終盤)
※フード支払い 退場ゲート前 右手
※フード受取り 退場後
※飲食スペース 退場後 屋外
※所要時間 30分
※スタンプ 退場出口 左手
スタンプ列(兼 休憩ベンチ)と退場路を、荒目な石を敷き詰めて意図的に分離。パビリオン外まで砂利が続く。
車椅子が砂利を横断してスタンプ列に並ぶのは厳しい。介助者が横断介助するか代行押印がベスト。
スペイン🇪🇸




スペイン館は、カラフルな照明と音楽が織りなす空間が特徴で、宙に浮かぶような風力発電のホログラムや、藻類を活用したバイオ燃料・化粧品の研究といった展示もあり、スペインの豊かな文化と先進的なテクノロジーを五感で体験できます。
圧巻のフラメンコ💃パフォーマンスを鑑賞したい場合は、スケジュール要確認。良い位置確保=先着順です。
車椅子優先入場 有(25/6/21時点)
※優先レーン
建物向かって右端よりスルー入場(レストラン→お土産コーナ→優先入場専用エレベーター)
※エレベーター待機10組以上 10番目
※待ち時間 体感20分
※帰りエレベーター 無(不要)
※展示 3F→1F まで急勾配のスロープ下りながら鑑賞。
※没入型大空間。
※自由退場
※所要時間 20分(展示のみ)
※所要時間 30分(展示+まったり)
※所要時間 60分以上(3Fの屋外ダンスパフォーマンス開催中)
サウジアラビア🇸🇦





サウジアラビア館は、一歩足を踏み入れた瞬間に中東の異空間が広がり、そこにいるだけで特別な体験ができるパビリオンです。さらに、3Dプリンター技術を活用したサンゴの展示や、目を引くさまざまな映像展示を通じて、サウジアラビアの最先端の技術についても深く学べます。
一部展示に狭いところがあり、車椅子・ベビーカーの入場が出来ない展示がありました。入り口の通路が少し狭くて、パビリオンの中のスロープが少しきつくて、車椅子を押す人が少し大変そうでした。スタッフさんはとても親切な方でした。
優先レーンがあります。入場まで少し待ちます。中庭の場所で演奏をしていることもあり、待ち時間に楽しめる工夫もあります。バリアフリートイレもあります。
インドネシア🇮🇩




インドネシア館は、インドネシアの豊かな自然と多様な文化を存分に感じられるパビリオンです。特に、熱帯雨林が再現された空間では、まるで現地を訪れたかのような没入感のある体験ができますよ。
2階がゆるやかな上り坂なため、若干手動式だと疲れる。スタッフは明るくてステキ^_^
上階展示に向かう際、3ヶ所程、急勾配有。車椅子介助者、ハードモード突入します。普段から自走車椅子で筋力を鍛えている方なら、1人見学、自走も可能なレベル。
車椅子優先入場 有(25/6/21時点)
※優先レーン 待機5組以上 1番目
※待ち時間 5分
※館内3階建て
※行きエレベーター無
※帰りエレベーター有
※エレベーター(帰)激混み。一機(2台まで)10組待機6番手、体感10分待ち
※所要時間 15〜30分
※自由退場
④その他スポット
大屋根リング



リングからの眺めは抜群だし風が爽やかなので、のんびりお散歩できます。大屋根リングの下は日陰で風が通り涼しく過ごせます。
また、大屋根リング上は見晴らしがよく帽子が飛ぶぐらい風があり爽快でした。夕日も綺麗でした。スロープも緩やかな勾配で手動式車椅子の私も登ることができました。できれば介助者さんの手助けがあると、なお快適かと思います。
大屋根リングのエレベーターを降りてからリングに出るまでの間で、木の香りがして癒されましたよ。
大屋根リングに上がるエレベーターは乗降口にスタッフが配置されていて、スムーズに誘導してもらえます。車椅子、ベビーカーなど計4台が一度に入れました。
ウォータープラザ

ウォータープラザは、万博の南側に位置し、大屋根リングを一望できる海に面した絶好のエリアです。6月時点では噴水ショーは中止されていますが、その見晴らしの良さは変わらず、万博会場の中でも特におすすめの休憩・景観スポットです。
車いすのオブジェ

万博会場の西側(ベルギー館・セルビア館の近く)に、車いすを使ったオブジェがあります。ぜひこちらもお見逃しなく!
万博の楽しみ方
パビリオン優先レーンについて
優先レーンの対応は、各パビリオンや訪問時間、混雑状況によって異なります。介助者の人数が制限されることなどもあり、障害者手帳の提示を求められるところもあります。運用は柔軟に変更しますので、あくまで参考程度に留めておいてください。
会場内トイレについて

大阪・関西万博会場の車いす対応トイレは、WheeLog!アプリで写真付きで見れます。広さは大丈夫かな?トイレ探しに迷わないかな?と心配な方は、ぜひアプリをダウンロードしてご利用ください。
会場内サポート&オンライン体験(LET’S EXPO)



LET’S EXPOでは、万博会場までのサポートや、自宅から万博を体験できるバーチャルサービス、オンラインツアー配信を提供しています。これにより、物理的な障壁があっても万博に参加できる機会を創出し、誰もが「行きたい」と思える万博を目指しています。ぜひLET’S EXPOのウェブサイトもチェックして、様々なサービスを活用してみてください。
参加者の皆様ありがとうございました!

今回の「車いすで万博!LET’S EXPO × WheeLog! in 大阪・関西万博2025」イベントには、関西をはじめ全国から総勢70名もの方にご参加いただき、誠にありがとうございました。

また、イベント実施にあたり入場チケットをご提供くださったLET’S EXPO様、そしてボランティアでお手伝いいただいた皆様にも心より感謝申し上げます。
「行けた!」が「行きたい」に繋がる体験を
このイベントを通じて、参加者の皆様からは「こんな機会がなかったら万博に来れなかった」というお声もいただきました。私たちが目指すのは、「車いすでもあきらめない」という想いを広げ、今回「行けた!」という体験が、まだ万博訪問を躊躇されている方々の「行きたい」という気持ちにつながることです。
誰もが楽しめる万博へ、そして未来へ
大阪・関西万博は、誰もが楽しめる万博を目指しています。今回のイベントが、車いすユーザーの皆様にとって、万博をより身近に感じ、楽しむきっかけとなれば幸いです。
これからもWheeLog!は、誰もが「行きたい場所へ行ける」社会の実現に向けて活動を続けてまいります。皆様の温かいご支援とご参加に改めて感謝申し上げます。
WheeLog!アプリで万博をもっと楽しむ
WheeLog!アプリでは、今回ご紹介しきれなかったパビリオンの情報や、会場内の車いす対応トイレの写真などもご覧いただけます。ぜひアプリをダウンロードして、皆様の万博訪問に役立ててください。