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開催概要
先日、代表の織田友理子が株式会社ヘラルボニー主催の「HERALBONY ART PRIZE 2025 授賞式」に参加してきました。障害のあるアーティストの創造性を世界へ発信する国際アートアワード〈HERALBONY ART PRIZE〉は昨年の初開催に続き、今年で2回目を迎えられたようです。2025年は65か国・地域から1,320名、総計 2,650作品 が集まり、前回を大きく上回る応募となったようです。
▼開催概要
日時:2025年5月29日(木)17 : 00–20 : 30
会場:パレスホテル東京 2 階「葵」
応募実績:65か国・地域から2,650作品/1,320名が応募
HERALBONY Art Prizeとは
HERALBONY Art Prizeは、世界中の障害のある作家を対象に、プロ・アマチュア・年齢・国籍を問わず、その創作の力を発表する場を提供し、キャリアの芽吹きを後押しすることを目的として2024年に創設された国際アート・プライズ(国際賞)です。
プライズには、キュレーターやギャラリストなど専門家が選出するグランプリや審査員賞、そして「障害とアート」のイメージを刷新するヘラルボニーのビジョンに賛同する協賛企業による企業賞が含まれます。受賞作品展では、幅広い観客に表現する力を届ける場として、多様な素材、技法、スタイルで表現される、独自性が輝く作品を紹介します。
株式会社へラルボニーとは
岩手県盛岡市発の企業で、「異彩を、放て。」 をミッションに掲げ、障害のイメージを塗り替えながら新しい文化を創り出すことを目指しています。主に知的障害のあるアート活動をされている作家さんとライセンス契約を結び、原画の販売からスカーフ・壁紙・ホテル内装に至るまで多彩なデザイン展開をされています。最近では2025年6月フランス・カンヌで開かれた世界最高峰のクリエイティビティ・フェスティバル「カンヌライオンズ」の「ガラス:変革のライオン」部門で金賞を受賞されていました。
▼受賞の記事はこちら
https://www.heralbony.jp/en/topics/4356?utm_source
受賞者のご紹介
グランプリにはフランスのアーティスト Evelyne Postic 氏の《La Reine Charlotte》が選出されました。
受賞結果
2,650点もの応募作品の中から、厳正な審査を経てグランプリに選ばれたのは、エヴリーヌ・ポスティック 氏による《La Reine Charlotte (王妃シャルロット)》です。グランプリのほかに 審査員賞4名、企業賞5名 も発表され、多様な「異彩」が一堂に称えられました。
- グランプリ
- エヴリーヌ・ポスティック(フランス)
- 審査員賞受賞※4名
- Aot(日本)
- あゆみ(日本)
- ムバヴァレロ・ネカバンベ(南アフリカ)
- Wancha(日本)
- 企業賞受賞※5名
- アマンダ・アンジェラ・ソエノコ(インドネシア)
- 内園明日美(日本)
- 吉川 真実(日本)
- 生田梨奈子(日本)
- 古城隆弘(日本)
▼受賞作品一覧はこちら
https://www.heralbony.jp/en/topics/3969?utm_source
▼受賞作品は現在オンライン鑑賞ができるようです。オンライン鑑賞はこちらから
https://artprize.heralbony.jp
ご招待の経緯

(写真右から:松田文登様、伊藤史人先生、織田友理子、吉藤オリィ様)
5月に盛岡で株式会社ヘラルボニー代表取締役副社長の松田文登様との出会いがきっかけとなり正式にご招待をいただきました。織田友理子が出席し、国際的なアートコンペティションという貴重な舞台に立ち会うことができました。障害の有無を超えて、多様性を讃えるあたたかな場にご一緒できたこと、心より感謝しています。
テーブルに込められた「歓迎」の演出


会場に着いてまず嬉しかったのが、ネームプレートの裏側に、受賞作品のアートがプリントされていたことです。一つひとつの席に、アートがさりげなく溶け込んでいる演出に、HERALBONYさんのこだわりと世界観を感じました。思わず写真におさめたくなる素敵な工夫に、心がときめきました。こうした細やかな演出からも、「アートの力を社会に届けたい」という思いが伝わってきて、とても印象的でした。
特製スカーフ

授賞パーティーの中では、受賞作品をモチーフにした特製スカーフをいただきました。パーティーでは受賞作品をモチーフにした特製スカーフを頂戴しました。アートとアクセシビリティが同じフレームに収まる、象徴的な一枚と感じています。
多くの方との交流から

写真右から:松田文登様(代表取締役副社長)、杉山葵、織田友理子、松田 崇弥様(代表取締役社長)、織田洋一
今回の授賞式では、多くの方々と直接お話しできたことが大きな喜びでした。関係企業やNPOの方々、さまざまな分野で活動されている方との交流を通じて、アートが生み出すつながりの力を改めて実感しました。
また、松田崇弥様、松田文登様とともに記念写真を撮ることができ、とても嬉しいひとときでした。
このたびは、温かいご招待と心のこもったご対応をいただき、本当にありがとうございました。この場に出席できたこと、そしてたくさんの方々と新たなつながりを持てたことが、私たちにとって大きな励みになりました。これからも、多様な方々とつながりながら、バリアのない社会づくりに一歩ずつ取り組んでまいります。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
ヘラルボニーの拠点ご紹介
HERALBONY LABORATORY GINZA(東京・銀座)
所在地:東京都中央区銀座2-5-16銀冨ビル1F
営業時間:11:00〜19:00 火曜定休
店舗:https://heralbony.com/pages/hlg?srsltid=AfmBOoq9kHSB–uUyqgX0kjPR9P2J6yzn4WqhMtJY2PivN91CrgW9nkL
WheeLog!スポット情報:https://app.wheelog.com/map/custom/user/webMap?spotId=153602
銀座の街角に現れた “実験室”――それが HERALBONY LABORATORY GINZA です。障害のあるアーティストが生み出す原画やプロダクトに触れながら、新しい価値観と出会える空間です。
HERALBONY ISAI PARK(岩手・盛岡)
所在地:岩手県盛岡市菜園1-10-1
営業時間:カフェ:10:00~19:00(第1、第3土曜日のみ22:00まで営業)
ストア・ギャラリー:10:00~19:00(土曜の夜営業は無し)
店舗サイト:isaipark.heralbony.jp
WheeLog!スポット情報:https://app.wheelog.com/map/custom/user/webMap?spotId=154332
盛岡に誕生した旗艦店 HERALBONY ISAI PARK は、「ヘラルボニーが目指す理想の公園」というコンセプトのもと、誰もがありのままでいることを許容する、少し先の未来が体験できる世界で初めての空間です。