フリーアナウンサー/元ヤングケアラー 町亞聖さんより、応援メッセージをいただきました。
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バリアフリーという概念も知られていなかった35年前に病気のため重度障害を負った母。車椅子だから無理と決め付けずに色々な所に出掛けていきました。
近所のスーパー、花見、海、蛍狩などなど。ミュージカル「アニー」を観劇した時のエピソードですが、目の前で子役達が全力で歌い踊る姿を見た母は言語障害も抱えていて拙い言葉でしたが「頑張ってる、頑張ってる」と呟き大粒の涙を流しました。泣く場面ではないのに心動かした母を見て私も大号泣。
一回一回の外出が掛け替えのない思い出ですし、母と過ごす日々は発見と気づきの連続で、大切なことを沢山学びました。「もし母だったら」と相手の立場で考えること「もし自分だったら」と自分事として想像力を働かせることはそのひとつです。もし貴方が車椅子ユーザーになった時に、何かを諦めなければならないとしたらどう思いますか…
〈車椅子でも諦めない世界を〉という織田さんの想いは、まさに私達母娘の願いです。もし母が生きていたらバリアフリーマップ「Wheelog!アプリ」は心強い味方になっていたはず。チャレンジを続ける織田さんをぜひ応援していただけたらと思います!
フリーアナウンサー/元ヤングケアラー
町 亞聖
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<プロフィール>
小学生の頃からアナウンサーに憧れ1995年に日本テレビにアナウンサーとして入社。その後、活躍の場を報道局に移し、報道キャスター、厚生労働省担当記者としてがん医療、医療事故、難病などの医療問題や介護問題などを取材。“生涯現役アナウンサー”でいるために2011年にフリーに転身。脳障害のため車椅子の生活を送っていた母と過ごした10年の日々、そして母と父をがんで亡くした経験をまとめた著書「十年介護」(小学館文庫)、全てのケアラーのための“読むピアサポート”新刊「受援力」(法研)を出版。医療と介護を生涯のテーマに取材、啓発活動を続ける。念願だった東京2020パラリンピックを取材。元ヤングケアラー。
(町 亞聖公式ブログ→http://ameblo.jp/machi-asei/)
<出演番組> ☆ラジオ日本 あさ6時30分~8時50分生放送
「町 亞聖のスマートNEWS」木曜パーソナリティー
http://www.jorf.co.jp/?program=smartnews
☆ニッポン放送 毎週日曜あさ6時25分~6時54分
「ウィークエンドケアタイム「ひだまりハウス~うつ病・認知症について語ろう~」
https://www.1242.com/hidamari/
☆ラジオNIKKEI 毎月第4金曜夕方17時30分から17時50分 「賢い患者になろう!」
http://www.radionikkei.jp/kashikoi/
<書籍>
●ヤングケアラー含めた全てのケアラーに伝えたいことを綴った新著「受援力~“介護が日常時代”のいますべてのケアラーに届けたい本当に必要なもの~」(法研)
●18歳の時に母の介護に直面しヤングケアラーの当事者になった日々を綴った書籍「十年介護」(小学館文庫)