『ポケパーク カントー』のバリアフリー整備に関する要望書を提出しました

このたびウィーログでは、2026年に開業が予定されている『ポケパーク カントー』(東京都稲城市・よみうりランド内)について、障害のある方や小さなお子さま連れのご家族、ご高齢の方など、どなたにとっても安心して楽しめる施設となることを願い、バリアフリーの観点から要望書を作成し、国土交通省および東京都の関係部署へ提出いたしました。

■ 提出の背景

『ポケパーク カントー』は、ポケモンをテーマにした日本初の屋外常設施設として、国内外からの多くの来訪が期待されている夢のあるテーマパークです。世代や障害の有無を問わず、多くの方が開業を心待ちにしています。

しかし、園内の「ポケモンフォレスト」エリアでは、階段や急な坂道があることを理由に、車いすやベビーカーをご利用の方、5歳未満のお子さまとそのご家族の入場が制限されるという案内が公開されています。

【ポケモンフォレスト ご利用にあたっての重要事項】
https://www.pokepark-kanto.co.jp/ppark/ticketInfo/type/index#about-forest

誰もが訪れることを楽しみにしている場所だからこそ、このような制限がある現状には、大変残念な思いを抱いています。そこで私たちは、以下の視点から改善をお願いする要望書を関係機関に提出いたしました。

■ 要望のポイント(抜粋)

  1. 法令適合性の確認と技術的な支援のお願い  バリアフリー法や東京都条例に基づく整備義務の対象である可能性があるため、該当状況の確認と必要な支援についてご検討をお願いしました。
  2. バリアフリールートの整備検討  スロープやリフトなどを活用し、多様な来園者が安心して利用できる導線整備のご提案をいたしました。
  3. 障害者差別解消法に基づく配慮  年齢や状況による入場制限の対応に関し、合理的配慮の提供を求めています。
  4. 代替手段の提供や補完体験の工夫  アクセス困難なエリアについては、部分的な体験補完が可能となる工夫(展望デッキの設置など)をご提案しました。

■ 提出した要望

実際に提出した要望書は以下の画像にてご覧いただけます。

■ 最後に

私たちウィーログでは、「車いすをあきらめない世界」を目指し、情報発信と環境整備の働きかけを続けています。

今回の要望書の提出も、「多様な立場の方々が共に楽しめる空間づくり」という理念のもと、建設的な対話を重ねていけることを願っての取り組みです。

今後も関係機関や民間企業と連携し、より多くの方が移動の自由と豊かな体験を得られる社会を目指してまいります。

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