【活動報告】第5回「MBT みんなで守るいのちの映画祭」で織田友理子が5年連続の審査員を務めました

2026年1月17日(土)、東京都千代田区の日経ホールにて、「第5回 MBT みんなで守るいのちの映画祭」が開催されました。

「MBT みんなで守るいのちの映画祭」とは
希少な疾患や難病を抱える方々の日常や挑戦を映画を通じて社会に伝え、理解と共感の輪を広げることを目的としたイベントです。この映画祭は、奈良県立医科大学と、約160社の企業・団体が参加する一般社団法人MBTコンソーシアムが主催し、難病研究者や医療従事者を支援する「難病克服キャンペーン」の一環として2021年から毎年開催されています。
開催にあたっては、奈良県立医科大学の脳神経内科学教授であり、難病診療拠点病院委員長も務める杉江和馬先生をはじめとする医療の専門家の方々が、医学的知見からこの活動を力強く支えてくださっています。

写真左)杉江和馬先生(奈良県立医科大学 脳神経内科学教授)

5年連続での審査員参加

代表の織田は2021年の第1回開催時から継続して審査員を務めており、今回で5回目の参加となりました。本年は世界中から61本もの応募がありました。審査会では、審査委員長の篠原哲雄監督をはじめとする専門家の方々と共に、1次審査を通過した6作品を審査しました。織田は車いすユーザーとしての視点やこれまでの活動経験を活かし、病気・障害に対する表現のあり方について意見を述べました。

本映画祭では、映画・医療・福祉の各分野から以下の先生方が審査を務められました。
審査委員長:篠原哲雄 氏(映画監督)
久保直樹 氏(映画プロデューサー)
西尾孔志 氏(映画監督)
杉江和馬 氏(奈良県立医科大学脳神経内科学教授、難病診療拠点病院委員長)
辰巳満俊 氏(奈良県立医科大学附属病院医療の質・安全管理センター病院教授)
石飛悦子 氏(奈良県立医科大学附属病院看護部長)
織田友理子(認定NPO法人ウィーログ代表、車椅子ウォーカー代表、遠位型ミオパチー患者会代表)

心を揺さぶる受賞作品たち

今回の映画祭では、応募総数61本の中から1次審査を通過した全6作品が上映されました。
1. 『器』 (最優秀作品賞/柴田明良監督)
2. 『誰もが青春を謳歌できるわけじゃない』 (優秀作品賞/長櫓生真監督)
3. 『さわる』 (特別賞/濱本敏治監督)
4. 『꿈이라도 좋아(Dream Of You)』 (特別賞/반유진(バン ユジン)監督)
5. 『しずく』 (入賞/相馬雄太監督)
6. 『ちくわっちゃ!』 (入賞/三坂知絵子監督)

豪華ゲストと田中裕子さんご挨拶

会場には、特別上映作品『火火(ひび)』に主演された俳優の田中裕子さんが登壇され、ご挨拶をいただきました。これまでも渡辺謙さんや吉永小百合さんといった著名な俳優の方々が協力されています。

映画祭が社会にもたらす「3つの力」

上映後の交流会にて、織田よりご挨拶をさせていただきました。5年間この活動に携わってきた実感を込めて、以下の3つの点をお伝えしました。

  1. 難病への理解を広げる力
    「このMBT映画祭が回を重ね、より多くの人に広がっていくことで、社会における難病への理解が着実に進んでいることを感じます」
  2. 進化し続ける映画祭
    「応募作品のクオリティは毎年レベルアップしており、また活動に賛同してくださるスポンサー企業も増えてきています」
  3. 映画制作が持つ社会への貢献
    「作り手の皆さんが作品を通じて病気や障害に向き合い、映画を作るという行為そのものが、社会をより良くするための大きな力(貢献)になっています」

「医学を基礎とするまちづくり」の実現へ

奈良県立医科大学の細井裕司理事長・学長からは、映画祭を通じて病気への理解を深めることの重要性が語られました。細井理事長が推進する「難病克服キャンペーン」は、医療、産業、そして表現の世界が手を取り合い、誰もが孤立しない社会を作るための大きな原動力となっています。

今回の映画祭でも、映画が持つ「人の心を動かし、社会を変える力」を改めて実感しました。これからも、こうした活動を通じて、難病や障害の有無にかかわらず誰もが自分らしく輝ける社会の実現を目指してまいります。

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