フジテック株式会社様を訪問!〜エレベーターのバリアフリー〜

フジテック様と語る、バリアフリー社会の未来──活動報告

エレベーターは、私たちの移動を支える「縦の道」です。特に、車いすユーザーにとっては、日常生活の中で欠かせない存在。だからこそ、より使いやすく、安全で、誰もが快適に利用できるエレベーターが求められています。

2025年2月10日にフジテック株式会社様のオフィスを訪問しました。フジテック株式会社 ステークホルダーコミュニケーション本部長 専務執行役員の土畑雅志様、広報室長(兼)サステナビリティ推進室長の吉村宏樹様にお時間をいただきました。

フジテック株式会社はシルバースポンサーとしてご支援いただいており、バリアフリー社会の実現に向け真剣に取り組まれている企業です。今回の訪問では、2024年度にご一緒した活動を振り返りながら、さらに一歩踏み込んだ議論を行いました。

フジテック様とWheeLog!のこれまでの歩み

フジテック様とのつながりは、2023年10月に社内イベントとして織田友理子が講演をさせていただいたことから始まりました。その後、2024年4月にはWheeLog!のシルバースポンサーとしてご支援いただき、同年12月には「車いす×エレベーター座談会 with フジテック2024」をオンラインにて開催しました。

座談会では、車いすユーザーの方々と現場で働かれているフジテック様が参加し、日頃感じている「エレベーターの困りごと」をフジテックの社員の皆さまと共有しました。

  • 「こういった場面で鏡が必要」
  • 「この状況ではボタンが押しにくい」
  • 「乗り降りの際に、こんな機能があればもっとスムーズ」

こうしたリアルな声に、フジテックの皆さまも前のめりになって耳を傾けてくださいました。2時間という長時間にもかかわらず、議論がたえない盛り上がりがあり、意見交換にとどまらず、これらの課題をどのように解決できるのか、具体的なアイデアまで議論が深まりました。

訪問で交わした熱い議論

今回の訪問では、特に 優先エレベーター縦長エレベーターの設置 についてお話をしました。設計の初期段階からバリアフリーを考慮することで、車いすユーザーだけでなく、高齢者やベビーカーを利用する方々も、より快適に移動できる環境が整います。

「これまでの“当たり前”を見直し、多様な人々がストレスなく使えるエレベーターをつくることが、企業としての価値向上にもつながる」

このフジテック様の言葉には、私たちも深く共感しました。バリアフリーを進めることは、社会全体の利便性を高めることにつながることを実感しました。

これからの展望

写真左から、フジテック株式会社 吉村宏樹様、土畑雅志様、NPO法人ウィーログ代表理事 織田友理子

改めて、貴重なお時間をいただいたフジテックの皆さまに心より感謝申し上げます。エレベーターは単なる移動手段ではなく、誰もが社会に参加できるための「鍵」となる存在です。その未来を一緒に考えることができた今回の訪問は、私たちにとって大変有意義な時間でした。

今回の訪問を通じて、フジテック様とWheeLog!が今後さらに深く連携し、バリアフリー社会の実現に向けて取り組んでいけると確信しました。エレベーターという重要なインフラを通じて、車いすでもあきらめないを目指していきます。

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