2026年2月某日、慶應義塾大学で開催された「第2回ビヨンドSDGs官民会議フォーラム」にて、認定NPO法人ウィーログ代表理事の織田友理子と事務局長の織田洋一が、午前のインプットトークに登壇いたしました。
ビヨンドSDGs官民会議とは
SDGsの達成期限である2030年が近づいています。2015年の策定以来、世界中で大きなムーブメントが生まれ、17のゴールと169のターゲット達成に向けた取り組みが加速しました。世界が合意した未来の実現には多くの課題も残されていますが、この流れを継続していくことが何より重要です。ビヨンドSDGs官民会議(Public Private Forum on Beyond SDGs)は、多様なステークホルダーが集まり、2030年より先の未来に向けた目標設定と、その達成に向けた行動を深めていくためのイニシアティブとして、2025年に発足しました。メンバーは、SDGsに取り組むすべての人です。
本会議の理事長を務める慶應義塾大学大学院の蟹江憲史教授とは、2025年7月にニューヨークの国連本部で開催された「国連ハイレベル政治フォーラム(HLPF)」での日本政府発表(VNR)にてご一緒させていただいたご縁があります。その繋がりから、2030年以降の国際目標を議論する本フォーラムにもお声がけいただきました。会場には、学術界、民間企業、行政など多様なステークホルダーが集まり、立ち見が出るほどの盛況となりました。

目次
福祉的アプローチから人権に基づくアプローチへ

フォーラムでは「福祉から人権のバリアフリーへ」をテーマに登壇。代表の織田は、日本の多くの店舗に段差が残る現状に対し、「コストに見合うメリットがない」という経済合理性の壁が立ちはだかっていることを指摘しました。
これからの社会には、「弱者保護」という福祉的アプローチから、人間の尊厳を守る「人権」に基づくアプローチへの転換が必要です。制度によって「未来の段差」を作らない仕組みづくりの不可欠さを訴えました。
会場を交えたディスカッション

続いて行われたディスカッションでは、以下の各分野の専門家とともに議論を交わしました。
【登壇者の皆様(敬称略)】
モデレート:蟹江 憲史 氏(慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科 教授、ビヨンドSDGs官民会議 理事長)
- 宮田 裕章 氏(慶應義塾大学医学部 医療政策・管理学教室 教授)
- 高橋 潔 氏(国立環境研究所 社会システム領域 領域長)
- 滝本 葉子 氏(慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科 特任助教)
- 北村 友人 氏(東京大学大学院 教育学研究科 教授)
- 織田 友理子(認定NPO法人ウィーログ 代表理事)
- 織田 洋一(認定NPO法人ウィーログ 事務局長)
会場の参加者からは、「当事者のバリアを可視化し、経済合理性と両立させるアプローチに感銘を受けた」といった貴重なご意見を多くいただきました。また、事務局長の織田洋一からは「日本が経済合理性を再定義し、世界をリードしていくために皆様の力が必要である」とメッセージを伝えました。
おわりに
ウィーログの活動が、これからのSDGsや社会の変革において重要な意味を持つと再確認できる、非常に実りのあるイベントとなりました。この出会いによって新たな展開が生まれ、車いすでもあきらめない世界に向け、より活動を推進していきたいと思います。

