佐世保市役所を訪問し、バリアフリーの取り組みについてヒアリングしました

佐世保市役所への訪問

5月11日、長崎県佐世保市が進める先進的なバリアフリーの取り組みについて調査するため、佐世保市役所を訪問しました。都市整備部の皆様にお時間をいただき、長年にわたり積み重ねられてきた具体的な事例や、まちづくりにかける想いについて詳しくお話を伺うことができました。

佐世保市のバリアフリーの取り組みについては、別の記事で詳細に紹介していますので、ぜひあわせてご覧ください。
⇒佐世保市のバリアフリーの取り組みはこちら

都市整備部の方々と懇談会を実施

懇談のなかでは、当事者参画による整備や最新の施策、関係機関との連携について伺いました。

佐世保市では「佐世保駅周辺のバリアフリーに関する意見交換会」などを通じて当事者団体と検討を重ねているほか、視覚障害者が求める点字ブロックと、車いす利用者が避ける段差という相反するニーズの調整にも取り組まれてきました。

特に、点字ブロックの切り欠き配置では、現地で視覚障害の方とともに、15cm・17cm・20cmの隙間を比較検証した結果、「17cmの隙間」という具体的な解決策を導き出し、実際の整備に活かされています

また、公園の遊具更新にあたっては、WEBアンケートや子ども福祉協議会へのヒアリングを実施して市民の意見を反映させており、整備後には障害のある子どもを対象とした体験会も開催されました。

さらに、関係機関との継続的な連携体制も仕組み化されています。年1回開催される「交通懇談会」には、各公共交通機関、道路関係機関、行政機関が一堂に会しており、障害者団体と各関係機関が直接意見交換を行う体制が長年維持されています。

訪問を終えて

佐世保市は、平成14年の交通バリアフリー法の施行以来、20年以上にわたってバリアフリー対応を継続的に推進してこられました。特定の障害種別だけでなく、多様な利用者のニーズを考慮した設計や、設計段階から当事者の声を反映する具体的な仕組みは、今後のまちづくりにおいて大変参考になる先進的な事例であると感じています。

今回の調査で得られた知見を、今後の活動や提言にしっかりと活かし、佐世保市のような取り組みが全国へと広がるよう、私たちも検討を進めてまいります。

最後になりますが、お忙しい中、過去の貴重な事例を調査し資料をご準備いただいたほか、丁寧にお話を聴かせてくださった佐世保市役所の皆様に、心より深く感謝申し上げます。

上部へスクロール